DCコミックス原作『バットマン』の世界をテーマにした世界初のレストランが、2020年春にロンドンのソーホーにオープンすることが明らかになりました。
かの有名なステーキハウス「MASH Steak House」があった場所の地下にオープンするというその店の名前は「パーク・ロウ」。原作コミック『バットマン』でブルース・ウェインの両親が殺されたエリアとして知られる名前です。
18000平方フィート(約1672㎡)の面積を誇る店内には、3つのバーと5つのレストランが用意されているとのことで、ブルースの執事アルフレッドの名前にちなんだレストラン「ペニーワース」では伝統的なイギリス料理を楽しめる他、遊び心のある”職人のおまかせ寿司”を提供する「ハーレイ・クイン」、プロジェクションマッピングを使用し”多感覚なテイスティングメニュー”が楽しめる高級ダイニング「モナークシアター」、”極悪非道な”カクテルを提供するバー「オールド・ゴッサム・シティ」など様々なスタイルで食事を楽しむことができるようです。
なかでも一番の目玉は中心に位置する「アイスバーグ・ラウンジ」。バットマンの宿敵ペンギンをテーマにしたエリアとなっており、氷でできたペンギンの彫刻を囲む形で国際色豊かな料理やシェフ達によるライブエンターテイメントが楽しめるとのこと。
パーク・ロウの設立者はイギリスで最も有名なフレンチレストランを運営するThe Fat Duck GroupのCEOジェームズ・ブルマー氏、レストランを監督するのは寿司と南米料理のフュージョンレストランで人気の「Sushisamba」の元エグゼクティブシェフを務めたクラウディオ・カルローソ氏、そしてメニューの開発を担当するのはミシュラン3つ星を獲得し世界No.1とまで言われたシカゴのレストラン「Alinea」の元エグゼクティブシェフであるマイク・バガレ氏。
「ワーナー・ブラザーズと提携して、DCコミックスからヒントを得た世界初の美食レストランを世界中の皆さんが体験できることを嬉しく思います」と語るのはブルマー氏。「これは長年にわたって計画されてきたプロジェクトであり、お客様にユニークな体験を共有するために細部まで慎重に考え抜かれています。」
「我々の業界の今のトレンドは、楽しく没入できる体験型の食事です。私たちの目的はこのテーマの下、優れた食事と飲み物を提供することです。私の心は今でも、最高の物語にインスパイアを受けた子供のままなんですよ。私にとって最高の食事体験とは、お客様の感情を解き放ち、思い出を作ることなんです。」
1人あたりの平均予算は約45ポンド(約6500円) から。DCコミックスファンはもちろん、そうでない方にとっても特別な体験になりそうなパーク・ロウ。ロンドンを訪れた際は是非とも足を運んでみてはいかがでしょうか。
source : Forbes , Big Hospitality