MCUフェーズ4でマーベル初のアジア人ヒーローの活躍が描かれる『シャン・チー(原題 Shang Chi and The Legend of the Ten Rings)』。まもなくオーストラリアのFox Studios Australiaで撮影が開始される本作は、まだ多くの内容が謎に包まれています。
SDCC 2019でそのタイトルが発表された時、明らかにされたのは主演のシャン・チーを演じるのはシム・リウ、そして『アイアンマン(2008)』からMCUの歴史に関わってきた組織「テン・リングス」を束ねる男・マンダリンをトニー・レオンが演じるということだけでした。
今回報じられた内容によれば、マーベル・スタジオは現在マンダリンの他に登場する敵キャラクターのキャスティングを行なっているとのことで、明らかになっているキャラクターはタイガークロウ、レザーフィスト、ゴーストメーカー、ムービング・シャドウの4人。
これらのキャラクターは原作コミック「マスター・オブ・カンフー」に登場しており、中でも最も著名なタイガークロウは「ジャイアントサイズ・マスター・オブ・カンフー#4」で初登場し、シャン・チーの長年の敵対者として描かれています。
レザーフィストは腕に巨大なカミソリのような刃を取り付けたキャラクターです。レザーフィストは1人ではなく、ウィリアム・ヤング、ダグラス・スコット、ウィリアム・スコットという同じ外観の3人がレザーフィストを名乗っています。
ゴーストメーカーはかつてナターシャ(ブラック・ウィドウ)が属していたロシアの諜報機関KGBで、スパイ活動をしていた中国武術の使い手です。
ムービング・シャドウはシャン・チーの異母兄弟です。原作ではシャン・チーとムービング・シャドウの父親はフー・マンチュ、世界を牛耳ろうとするマンダリンの正体です。野望を邪魔するシャン・チーに代わって、忠実な息子としてムービング・シャドウはシャン・チーを抹殺するよう父マンダリンに命じられます。
また、伝えられる噂によると『シャン・チー』の作中では地下格闘技大会のようなものが行われるとのこと。これら4名のキャラクターはそのトーナメントに登場するのかもしれません。
『シャン・チー(原題 Shang Chi and The Legend of the Ten Rings)』は2021年5月7日公開予定