「神失格の男(ヒーロー)”二つの世界”の運命は彼の手に」
『マイティ・ソー』は2011年に公開された映画で、『マイティ・ソー』シリーズの1作目でもあり、MCU(Marvel Cinematic Universe)の中では『アイアンマン2』から続く4作目にあたる作品です。
MCUの中での位置付けはフェーズ1、回想シーンもありますが主な時系列は『アイアンマン2』の直後の話となっています。
制作費は1億5千万ドル、世界興行収入は4億4千万ドルでした。
※ここからは『マイティ・ソー』の内容を丁寧に解説してまとめています。もちろんネタバレありです。
主な登場人物
ソー / クリス・ヘムズワース
神々の国「アスガルド」の王オーディンの息子。全能のハンマー「ムジョルニア」というチート武器を使い、アスガルド最強と言われる戦闘力を持つ。
ソーを演じるクリス・ヘムズワースはオーストラリア出身の1983年生まれ。3兄弟で全員がイケメン役者!
ジェーン・フォスター / ナタリー・ポートマン
研究熱心な天文物理学者。美人。後にソーと惹かれ合い、いい感じの関係になる。美人。
ナタリー・ポートマンはイスラエル出身の1981年生まれ。ユダヤ系アメリカ人(意外!)で8歳からベジタリアンらしい!美人。
ロキ / トム・ヒドルストン
ソーとの弟でアスガルド第2王子だがソーと血は繋がっておらず、オーディンに拾われて養子になる。周りに慕われるソーに嫉妬心を抱いている。
トム・ヒドルストンはスコットランド出身の1981年生まれ。貴族の家系で育っている。
オーディン / アンソニー・ホプキンス
1000年以上生きているアスガルド国王。戦った後は「オーディンの眠り」という睡眠状態になってしまう。ネーミングはかっこいいが、もはや昏睡状態だ。
アンソニー・ホプキンスはイギリス出身の1937年生まれ。ご存知『羊たちの沈黙』シリーズのレクター博士役が印象的だが実はベジタリアン。人肉どころか鶏肉も食べられない。
ラウフェイ / コルム・フィオール
アスガルドと戦争状態にある国「ヨトゥンヘイム」の王でロキの実の父親。なぜロキと違って肌色が悪いのかはよくわかっていない。
俳優のコルム・フィオールはアメリカ出身の1958年生まれ。カナダ暮らしが長いためフランス語もペラペラとのこと。
エリック・セルウィグ / ステラン・スカルスガルド
ジェーンの指導教授で同じく天文物理学者。最初はソーを警戒するが次第に打ち解けて飲み友になる。今後のMCUにも関わってくる人物。
ステラン・スカルスガルドはスウェーデン出身の1951年生まれ。バツイチで子供の数は8人!
フィル・コールソン / クラーク・グレッグ
S.H.I.E.L.D.のエージェント。『アイアンマン』『アイアンマン2』にも出演しているが実はコールソンは原作のコミックには登場していないキャラクター。
クラーク・グレッグはアメリカ出身の1962年生まれ。ブラジリアン柔術の黒帯を持っているとか。
ストーリー解説
時は西暦965年、地球を襲った氷の巨人軍とアスガルドが休戦状態に
大昔の西暦965年にオーディン率いるアスガルドの軍団は、ラウフェイ率いるヨトゥンヘイムの侵略から地球を守るために戦っていました。オーディンは右目を失うも戦いに勝利、ヨトゥンヘイムの兵士「氷の巨人」のパワーの源である「古の冬の小箱」を押収して2つの国の間には休戦協定が結ばれます。
時は現代、ソーは未熟さのあまり地球に追放される
そして現代。ソーのアスガルド王位継承の儀式の最中に、氷の巨人が「古の冬の小箱」を取り返そうと宝物庫に侵入しました。しかしアスガルドの戦闘兵器「デストロイヤー」がそれを阻止しましたがソーは怒ります。
ソーは巨人の侵入を口実に、弟のロキ、幼馴染のシフ、そして3人組の戦士「ウォリアーズ・スリー」と一緒にヨトゥンヘイムに攻め込みました。
激戦の中、オーディンが介入して一同は退却、 これがきっかけでアスガルドとヨトゥンヘイムは再び開戦の危機を迎えます。ソーの未熟で軽率な行動に怒ったオーディンは罰としてソーのパワーを奪い、武器であるムジョルニアと一緒に地球に追放してしまいました。
ソーとジェーンの出会い、そしてS.H.I.E.L.D.
ソーは落雷とともにニューメキシコ州へと落下、謎のオーロラ現象を調べていた天文物理学者のジェーンにいきなり車で轢かれるという形で彼女と出会うことになります。また、やや離れた場所でムジョルニアも発見されますが、誰も持ち上げられないムジョルニアは地元の名物のようになっていました。
そしてS.H.I.E.L.D.のフィル・コールソンによって厳重な警備が張られ、ジェーン達の研究データや機材も押収されてしまいました。
ムジョルニアを探すソーと研究データを取り戻したいジェーンは協力してS.H.I.E.L.D.のキャンプに向かいますが、ソーは地面に刺さったムジョルニアを持ち上げられず愕然、そのまま捕まってしまいます。
自分の出生を知ったロキ、ラウフェイと手を組む
一方アスガルドでは、ロキは自分がオーディンによって拾われたラウフェイの息子だったと知らされます。そしてこのタイミングでオーディンはパワー不足で長い眠りについてしまいました。
周りを信用できなくなったロキはオーディンに代わり自分がアスガルドの王になることを決意、オーディンを殺すために実の父ラウフェイと手を組むことに。
ロキに不信感を抱いたシフとウォリアーズ・スリーは、ソーにこのことを伝えるためにヘイムダルの元へ。ヘイムダルはビフレスト(虹の架け橋)という惑星間の移動手段を管理する番人です。4人はヘイムダルを説得し、地球へと向かいました。
全ての黒幕はロキ、デストロイヤーを地球に送る
ソーはセルヴィグの助けで解放されてジェーンと再会します。そして地球にやってきたウォリアーズ・スリー達から、氷の巨人がアスガルドに侵入したのはロキの仕業だったこと、そしてロキがラウフェイと手を組んだことを聞き、ロキを止めるためにアスガルドに戻ることを決意します。
王になりたいロキはソーの帰還を阻止するために、宝物庫の戦闘兵器「デストロイヤー」を地球に送り込みました。神の力のないソーは苦戦し重傷を負いますが、自らを犠牲にジェーンたちを守る行動に、全能のハンマー・ムジョルニアはソーを再び持ち主と認めます。
神の力が戻ったソーはデストロイヤーを瞬殺、デストロイヤーを追ってきたコールソンにアスガルドとS.H.I.E.L.D.は同盟を結ぶこと、そしてロキを止めたらまた戻って来ることをジェーンに誓い、地球を後にしました。
ソーとロキの兄弟対決、そして決着
ロキはラウフェイをアスガルドへ迎え入れ、オーディンを殺そうとした隙を突いて逆にラウフェイを殺害します。ラウフェイを利用してオーディンを殺害するのではなく、オーディンを守ったアスガルドの英雄になろうとしていたのです。
そこにソーが帰還し、ビフレストを利用してヨトゥンヘイムを滅ぼそうとするロキと対決します。ソーはヨトゥンヘイムを守るため、ジェーンと再会できなくなることを知りつつもビフレストを破壊する選択をしました。
ビフレストを破壊した反動で宇宙へ漂流しかけたソーとロキ。その時間一髪でオーディンが目覚めて、2人を助けようとしますがロキはそれを拒否して自ら宇宙の彼方へと消えてしまいました。
ソーはオーディンに、いつか誇れる息子になると語り、今回の一件で大きく成長した姿を認められました。
セルウィグ博士はS.H.I.E.L.D.へ。テッセラクトの存在が明らかになる
この頃地球ではS.H.I.E.L.D長官のニック・フューリーがセルウィグ博士に「テッセラクト」の研究の話を持ちかけていました。
このテッセラクト、実はアスガルドに保管されていた氷の巨人達のパワーの源「古の冬の小箱」の中身に入っているものです。次作『キャプテン・アメリカ / ザ・ファースト・アベンジャー』 で出てきますがそれは第二次世界大戦中の話です。それからS.H.I.E.L.D. によって管理されていました。
セルウィグ博士は研究に同意しますが、その傍には生きていたロキの姿が!セルウィグ博士はすでにロキに操られていたのでした。
今後のために押さえておきたいポイント
- ・今作は主にアスガルドという地球ではない惑星での出来事が語られていましたが、後半でデストロイヤーと地球で戦った出来事が「地球外からの脅威への対策」としてアベンジャーズ結成、そしてS.H.I.E.L.D.の活動に大きく関わってきます。
- ・ソーはアスガルドに戻りましたが、地球には恋人のジェーンがいます。このことからソーは地球に関心を持つようになります。
- ・テッセラクトという超重要アイテムがS.H.I.E.L.D.に管理されていること、そしてそのことがロキにも知られてしまいました。これは今後の作品『アベンジャーズ』に繋がっていきます。
MCU次の作品は『キャプテン・アメリカ / ザ・ファースト・アベンジャー』 です!