MCU11年の歴史の中で大きな転換期となった『アベンジャーズ / エンドゲーム』、皆さんはもうご覧になりましたか?主演のロバート・ダウニー・Jrも「最高」と言う今作のラストは超必見です。
そして本記事では多くの方が思ったであろう「あの疑問」について触れています。
※本記事では『アベンジャーズ / エンドゲーム』本編の内容に触れています。まだ本編をご覧になっていない方は、一度本編をご覧になってからお読みください。
なぜバッキーではなくサムがキャプテン・アメリカを引き継いだのか
『アベンジャーズ / エンドゲーム』の公開前、ファンの間ではスティーブが宇宙を救うために犠牲になるのではないかという推測がありました。
原作のコミックでは、スティーブの早すぎる死の後にキャプテン・アメリカを引き継いだのはバッキーでした。僕も原作通りにいけばやはりバッキーだろう、と思ってました。
ですが『エンドゲーム』で一番驚かされたことは、まさか老いたスティーブから盾を引き継いだのがサムという結末。多くのファンが2代目キャプテン・アメリカ=ウィンター・ソルジャーと思っていた中、見事に裏切られました。
サムにあってバッキーにないもの
バッキーが『アベンジャーズ / エンドゲーム』のラストでスティーブがベンチに座っているのを見た時、彼はそう驚く様子を見せず、サムにスティーブと話をするよう言いました。
このことから単純な話、バッキーは盾を譲り受けることを望んでいないと言えます。
なぜなら『キャプテン・アメリカ / ウィンター・ソルジャー』『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』で見てきたように、サムはスティーブと同じくキャプテン・アメリカになる資質を持っています。
サムは経験豊富な空軍の元兵士で、とても強い正義感にあふれています。『キャプテン・アメリカ / ウィンター・ソルジャー』ではS.H.I.E.L.D.に立ち向かいながらも、困った人を助けるのに何の躊躇もありませんでした。サムは何年もの間スティーブと共にいた仲間であり、また多くのことを学んでいました。
キャプテン・アメリカとバッキーの物語
今後展開するオンデマンドサービス「Disney+」でサムとバッキーの2人が主役のドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』が配信されることが明らかになっています。ストーリーの内容はわかっていませんが、おそらく『アベンジャーズ / エンドゲーム』の後を描いた内容になるのではないかと思われます。
タイトルは『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』ですが別の見方をすれば「キャプテン・アメリカ&ウィンター・ソルジャー』と言えるのかもしれません。キャプテン・アメリカとウィンター・ソルジャー、この2人のタッグは『キャプテン・アメリカ / ザ・ファースト・アベンジャー』から続いてきたものです。それが新しい形で続いていくのかもしれません。
サムはスティーブのような超人的なパワーは持っていませんが、スティーブも最初はそうでした。ラストに『最善を尽くす』と言ったサムの言葉にはキャプテン・アメリカに必要な強い正義感が感じられたのは僕だけじゃないはずです。
『アベンジャーズ / エンドゲーム』は全国で公開中。