イギリスの伝説的バンド「クイーン」の伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』が全世界で大ヒット、リアルタイムでクイーンを聞いていた世代はもちろん、若年層もその影響を受けてクイーンにハマりだすという、一大ムーブメントを起こしました。
そんなクイーン熱が冷めやらないまま、次はエルトン・ジョンの伝記映画『ロケットマン』がR-指定で公開されるかもしれないとThe Hollywood Reporterが報じました。
R指定の要因は濃密なラブシーン
今作のメガホンを取ったのは、『ボヘミアン・ラプソディ』の監督を途中降板したブライアン・シンガーから引き継ぎ、完成させたデクスター・フレッチャー監督。
主役のエルトン・ジョンを演じるのは『キングスマン』シリーズでおなじみのタロン・エガートンです。そしてエルトン・ジョンのマネージャーを務め、後に「クイーン」の才能を見出した音楽プロデューサー、ジョン・リードを演じるのは『シンデレラ』やドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のリチャード・マッデン。
そんな2人のおっさんずラブがかなり濃厚に描かれているそうで、配給元でもあるパラマウント・ピクチャーズはデクスター監督にこの2人のラブシーンをカットするように圧力をかけているとの報道がありました。『ボヘミアン・ラプソディ』と同じようにPG-13で公開したいからだそうです。言うても、『ボヘミアン・ラプソディ』にもフレディとジム・ハットンのおっさんずラブがありましたけどね。
そしてそんな報道を受けたフレッチャー監督は以下のようにツイートしました。
Seeing much speculation about ROCKETMAN!! That’s good! It’s still unfinished so it’s nothing but rumors. It has and always will be the no holds barred, musical fantasy that Paramount and producers passionately support and believe in. See for yourself May 24. Dx x
— Dexter Fletcher (@Dexfletch) March 22, 2019
「 『ロケットマン』についての憶測をよく目にするけど、まだ完成前だから噂以外のなにものでもない。この映画は今もこれからも何の制限もされないミュージカルファンタジーで、パラマウントとプロデューサーたちも情熱的にサポートしてくれているし、信じてくれている。5月24日(イギリスでの公開日)に自分で確かめてみてくれ。」
タロン・エガートンの気合の入りようがすごい
「Your Song」や「Crocodile Rock」などの名曲を生み出したエルトン・ジョンですが、このエルトンを演じるタロンは過酷なボイストレーニングを行って、吹き替えなしで歌いきっているそうです!さらにエルトンのクレイジーな衣装も完璧に着こなしてます。
今度はエルトン・ジョンブームに火がつくかもしれませんね。要注目です!ちなみにタイトルの「ロケットマン」はエルトン・ジョンの曲の1つです。宇宙に漂っている宇宙飛行士が、地球が恋しくて早く地球に帰りたいといった内容の歌詞ですが、はたして映画本編にはどのようなメッセージを込めているのでしょうか?
『ロケットマン』は2019年5月24日にイギリスで公開予定。日本は年内公開予定。
source : The Hollywood Reporter