人気ドラマ『The O.C.』や『リチャード・ジュエル(2019)』に出演し、今年公開の『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』で監督デビューを果たしたオリヴィア・ワイルドが、ソニー・ピクチャーズ制作による新たな女性スピンオフ映画の監督に就任することが明らかになりました。Deadlineが報じています。
ソニーは『ヴェノム(2018)』のヒットを皮切りに独自の『スパイダーマン』映画作品SPUoMC(Sony Pictures Universe of MARVEL Characters)の拡張に着手しており、2021年にはジャレッド・レト主演の『モービウス』や『ヴェノム』の続編を公開予定。その他にも女性が主役の『スパイダーマン』映画として『マダム・ウェブ(仮題)』の制作も発表されており、こちらは「Marvel ザ・ディフェンダーズ(2017)」のS・J・クラークソン監督が就任すると見られています。
Deadlineによればオリヴィアは女性が主役のスパイダーマン映画の「監督および開発」を務める契約を結んだと報じられており、それがどの作品になるのかは明らかになっていないとのこと。ただ現時点では『スパイダーウーマン』ではないかと推測されているようです。脚本はオリヴィアの初監督作品『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』でも脚本を手がけたケイティ・シルバーマン、プロデューサーはエイミー・パスカルとレイチェル・オコナーが務めます。
とはいえソニーはかねてより、ジャックポットやシルバー・セーブル、ブラック・キャットといった女性ヒーローの単独映画化を企画しており、オリヴィアが監督を務めるのはこれらのいずれかになる可能性も十分に考えられます。詳しくはソニーからの正式な発表を待ちましょう。
なおオリヴィアはアトランタ五輪女子体操選手の実話の映画化『Perfect』、フローレンス・ピュー、シャイア・ラブーフ、クリス・パインら豪華キャストを迎えたサイコ・スリラー『Don’t Worry Darling』などの監督も控えており、ハリウッドで注目される監督の1人となったオリヴィアの今後の活躍からも目が離せません。
source : Deadline