『X-MEN(2000)』から『LOGAN ローガン(2017)』までシリーズを通してウルヴァリン役を演じてきたヒュー・ジャックマンが、もしMCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)にて再びウルヴァリンを演じる可能性があるとしたら…ヒューの引退作『LOGAN ローガン(2017)』を手がけたジェームズ・マンゴールド監督は賛成するとの姿勢を示しています。
『LOGAN ローガン』の公開後、ディズニーと20世紀フォックスが事業統合したことで今後の『X-MEN』作品はディズニー(マーベル・スタジオ)が手がけることになりました。かねてより将来的にMCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)に『X-MEN』が参加する可能性は示唆されており、ファンの間ではヒュー演じるウルヴァリンの復帰を待ち望む声があがっていました。
先日Comicbook.comが主催した『LOGAN ローガン』の同時視聴イベントに参加したマンゴールド監督は、ヒューがウルヴァリンを再演することには「脚本がしっかりしていて、キャラクターに価値のあるものであれば、何の疑問も感じない」と答えています。
「ウェブ上ではいつも噂が飛び交っていますよね。”ロバート・ダウニー・Jrが戻ってくる”とか”(ヒュー・)ジャックマンが戻ってくる”だとかが見出しになるとみんなが議論をしてます。でも僕が気になるのは、本当にその噂が実現する時、彼らがどうするのかってことです。誰かがいいアイデアを持っているなら、僕は(再演に)何の抵抗も感じないと思います。」
注意すべきは、アイアンマン役を演じたロバート・ダウニー・Jrやヒューといった「作品の顔」とも言うべき俳優の復帰を必ずしも支持しているということではないこと。そのキャラクターがどういった理由で引退し、それがどのように描かれたのか。その重要性を損なわないことを前提としたうえで素晴らしいアイデアがあるのならば、彼らがスクリーンに再登場することは大いに賛成だと述べているのです。
「金欠で大金が必要だったからって、前作の質を落とすような中身のない映画になるんだったら、それは悲しいことですよね。それは映画を見た人々が”もっと見たい”っていう”空腹感”をただ満たすためのもののように思えるんです。つまり、キャラクターを愛することは、美味しい食事と同じで食べ過ぎにも程があるっていうことですよ。」
なおウルヴァリンを演じ続けてきたヒュー本人は、ディズニーと20世紀フォックスの事業統合がもっと早くに起きていればMCUでもウルヴァリンを演じていたと認める一方で、MCU版ウルヴァリンは「他の誰かが演じることになるでしょう。」と再演の可能性は否定。また、ヒューと同じく『X-MEN』から『LOGAN ローガン』までチャールズ・エグゼヴィア(プロフェッサーX)を演じてきたパトリック・スチュワートも「キャラクターに別れを告げた」としてMCUにて再演するつもりがないことを明かしています。
source : Comicbook.com