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[ネタバレあり]もしも世界からビートルズが消えたなら…映画『イエスタデイ』◯◯◯◯◯◯◯を演じた俳優は誰?

もしもこの世界から「ビートルズ」の存在が消えたとしたら…全く売れないシンガーソングライターのジャックは、マネージャー兼幼馴染のエリーに支えられながらも音楽で一花咲かせるという夢に限界を感じていた。最後と決めたライブ出演の帰り道、突然起きた世界規模の停電の中で、交通事故に遭ってしまうジャック。昏睡状態から目を覚ますと、世界中の人が史上最も有名なバンド「ビートルズ」を知らない世界に変わっていた…

昨日まで誰もが「ビートルズ」の名曲の数々を知っていたのに、突然それを知っているのは自分だけになってしまう。そんな最高に刺激的な「もしも」の世界を描いた映画『イエスタデイ』には、珠玉の名曲の数々はもちろんのこと、ファン感動の驚きのサプライズが含まれていました。

※本記事は『イエスタデイ』本編の内容について触れています。まだ映画をご覧になっていない方はご注意ください。



誰も知るはずのないビートルズの名曲を記憶を頼りにレコーディングし、職場でそのCDを配ることでローカル番組に出演したジャック。たまたま近所に住んでいたエド・シーラン本人に注目され、そこから彼の人生は大きく変わっていきます。

ですが名曲を次々に生み出すジャックは、盗作はしていない、作詞作曲を1人でやっているという嘘で世界中を騙していること、そして故郷に置いてきてしまった幼馴染のエリーを想う気持ちに悩んでいました。そんな中、ジャックの元へ彼以外に唯一「ビートルズ」の存在を覚えている夫婦が訪ねてきます。外国で初めて言葉が通じたような嬉しい気持ちになったジャックは、夫婦からある場所の住所が記されたメモをもらいます。そこへ向かったジャックを待っていたのは、「本当の世界」では死んだはずのジョン・レノンでした。

ビートルズのメンバーであるジョン・レノンは、1969年のビートルズ解散後は結婚した奥さんのオノ・ヨーコと「プラスティック・オノ・バンド」として活動、そして1980年に自宅のアパートの前でマーク・デイヴィッド・チャップマンに撃たれ死亡してしまいました。

映画『イエスタデイ』の世界ではビートルズが存在しない、つまりビートルズが結成されることはなかったため、ジョン・レノンも射殺事件に巻き込まれることなく静かに別の人生を送っているという姿が描かれていました。



もしジョン・レノンが今も生きていて79歳だったら、という夢のようなサプライズを演じたのはイギリスの俳優ロバート・カーライル。『トレイン・スポッティング(1996)』をはじめ、『ザ・ビーチ(2000)』や『28週後…(2007)』など、これまでダニー・ボイル監督の作品には多く携わってきました。男性ストリッパーを演じた『フル・モンティ(1997)』ではイギリスのアカデミー賞主演男優賞を受賞、『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999)』で不死身のテロリスト「レナード」を演じたりと、演技力にも定評があります。今作を観た時は、「79歳まで生きていたジョン・レノン像」があまりにもリアルすぎて僕は最初誰だかわかりませんでした。

『トレイン・スポッティング』ではベグビー役で出演

ジャックとジョンが出会うという、この映画の中で最も衝撃的な「もしも」は、人生で最も大切なことを教えてくれる瞬間でした。

『イエスタデイ』は2019年10月11日より全国で公開中

『イエスタデイ』公式サイト https://yesterdaymovie.jp/

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