先日公開されたソニー制作によるマーベル映画『ヴェノム』の続編、『ヴェノム : レット・ゼア・ビー・カーネイジ』予告映像内に、2022年に公開予定のMCU作品『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題 Doctor Strange in the Multiverse of Madness)』との関係を示すシーンが含まれていました。
そのシーンとは、前回の記事でも紹介したスティーヴン・グレアム演じる警官、マリガンがデイリー・ビューグルの新聞を読んでいるシーンにあります。
新聞を折りたたむと一瞬、新聞の中見出しに「ENGERS」と見えるため、そこには「AVENGERS」と書かれているのではないかと推測されていますが、その後の文字をよく見ると「LO」や「NIGHTM」と続いているのが確認できます。
これを整理すると、ここには「AVENGERS LOSE TO NIGHTMARE(アベンジャーズはナイトメアに負けた)」という文が書かれている可能性が考えられます。
ナイトメアとは『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』にメイン・ヴィランとして登場すると噂されているキャラクターです。また、ドクター・ストレンジもソニー作品である『スパイダーマン : ノー・ウェイ・ホーム』に登場することが明らかになっています。
『ヴェノム』と同じユニバースを描く『モービウス』の予告映像で、MCU作品『スパイダーマン:ホームカミング(2017)』でヴィランだったエイドリアン・トゥームス(ヴァルチャー)が再登場するなどMCUとの繋がりが示唆される一方で、この度の映像ではデイリー・ビューグルが新聞という媒体であることからMCUとは別の世界であることも示唆されています。(『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019)』では、デイリー・ビューグルは紙の新聞ではなく、「The Daily Bugle .Net」というウェブ媒体として登場していました。)
『ヴェノム』や『モービウス』をはじめとするSPUOMCの世界にも「アベンジャーズ」は存在するけどMCUの「アベンジャーズ」とは別物、ということなのでしょうか。ソニーとマーベルの真意やいかに…!
『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』 は2021年9月24日に公開予定