『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』の監督を務めたジョー・ルッソとアンソニー・ルッソ兄弟の次回作『Cherry(邦題不明)』の主演に、『スパイダーマン : ホームカミング』や『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』でスパイダーマンを演じたトム・ホランドが起用されるそうです!
トム・ホランドは『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』そして2019年4月26日に公開される『アベンジャーズ / エンドゲーム』とルッソ兄弟の監督作品に3度出演、そしてこの『Cherry』で実に4度目の出演となります。さすがは「全世界の孫」!年上や先輩に好かれる得な性格ですな。
アメリカのVarietyによれば『Cherry』の撮影は2019年8月からスタート、公開は2020年を予定しているとのこと。『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』が公開された後に撮影が始まる感じですね。ということは、もしかしたらルッソ兄弟は今後のMCU作品で監督を務めることはしばらくないのかもしれませんね。
『Cherry』ってどんな映画?
裕福な家庭に生まれた青年ウォーカーは、大学でエミリーと出会い、幸せな生活を送っていました。
しかしあることがきっかけとなりウォーカーは大学を中退、軍に入隊することになります。衛生兵としてイラクへ派遣されたウォーカーは、死と隣り合わせの日々を過ごすことに。
そして帰国後、数々の賞を受賞して英雄となったウォーカーでしたが、イラクでの生活がきっかけとなってPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患ってしまいます。
それからのウォーカーとエミリーはオピオイド(麻薬の一種)中毒になってしまいドラッグ漬けの毎日でした。親から借りたお金や、学生ローンを全てドラッグに使い込んでしまいました。
そして借金まみれになったウォーカーはついに銀行強盗に手を染めるのでした。
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原作者ニコ・ウォーカーの半自伝
この小説『Cherry』は作者のニコ・ウォーカーの自伝が基になっています。ニコ・ウォーカーは実際にイラクから帰国後にオピオイド中毒者になり、ドラッグ代欲しさに4ヶ月で11もの銀行を襲って2011年に逮捕されています。
そしてこの小説はそのニコ・ウォーカー本人が獄中で執筆したものだそうです。ニコ・ウォーカーは現在も刑務所に収監されていて、2020年に釈放予定とのこと。まさか本人の釈放に合わせての映画公開!?
スパイダーマンのピーターとは違って、シリアスな演技を見せることになりそうなトム・ホランド。着実に俳優としてのキャリアを積んでいってますね!
『アベンジャーズ / エンドゲーム』は2019年4月26日公開。
『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』は2019年夏公開。
source : Variety