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『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』小説化が決定 ー タランティーノ監督が執筆、オリジナルの物語を更に拡大

クエンティン・タランティーノ監督の長編映画第9作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の小説化が正式に決定したことが明らかになりました。イギリスの出版社HarperCollinsがタランティーノ監督と小説2本の出版契約を結んだことを、Varietyなど各メディアが報じています。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、1969年にハリウッド女優シャロン・テートがカルト集団チャールズ・マンソン・ファミリーに殺害された事件を背景に、タランティーノ監督自身の経験談を基に脚本を執筆し、ハリウッド映画界を描いた作品。レオナルド・ディカプリオ&ブラッド・ピットの初となる豪華共演を実現し、アカデミー賞をはじめとする数々の授賞式で受賞&ノミネートされるなど、高評価を得ています。

報道によれば、タランティーノ監督が執筆する小説版は、映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』をそのまま小説化するものではなく、オリジナルの物語を更に拡大したものになるとのことで、ディカプリオとピットがそれぞれ演じたリック・ダルトンとクリス・ブースの人生の過去と未来も描かれるそう。

2021年の夏に刊行予定で、電子書籍、またオーディオブックでの発売も決定しているとのこと。なお日本での販売に関しては現時点では不明となっており、続報を待ちたいところ。



この度の発表に際して、タランティーノ監督は「1970年代、私は映画のノベライズ本を読んで育ちました」と述べ、「今日に至るまで、私は(ノベライズ本という)ジャンルをとてつもなく愛し続けてきました。ノベライズ本マニアとして、しばしば端に追いやられながらも今も愛されるサブジャンルへの貢献として『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を発表することが出来てとても誇らしく思います。私が作り出したキャラクターたち、そして彼らの世界を文学の中で深く追求していけることを楽しみにしています。」とコメントしています。

また、タランティーノ監督は『Cinema Speculation』という“1970年代の映画を深く掘り下げる”ノンフィクション小説も執筆予定。

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source : Variety

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