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[マーベル]『モービウス』新予告映像が公開 ー 繋がるのはMCUだけじゃない?山盛りの隠し要素を解説

『ヴェノム』シリーズに続くSSU(Sony’s Spiderman Universe)作品最新作『モービウス』の新たな予告映像が公開されました。今回の映像にはより謎が深まるような隠し要素がいくつも含まれており、本記事ではそれらを解説していきます。まずは新たに公開された予告映像をご覧ください。

MCUかライミ版『スパイダーマン』か

天才医師マイケル・モービウスの”変貌”を描く『モービウス』はSSU作品として公開されるものの、前回までの予告映像では「MURDERER(人殺し)」と書かれたスパイダーマンの落書きやMCU作品『スパイダーマン : ホームカミング(2017)』に登場したエイドリアン・トゥームス(ヴァルチャー)が登場するなど、MCUとのクロスオーバーを予感させる内容が話題となりました。なお、このスパイダーマンの落書きはトム・ホランド演じるMCU版のスパイダーマンではなく2002年に公開されたトビー・マグワイア演じるサム・ライミ版『スパイダーマン』と同じスーツ(厳密にはソニーが2018年に発売したビデオゲーム「Marvel’s Spider-Man」のプロモ画像からそのまま引用したもの)。

さらにおなじみのデイリー・ビューグルも登場していますが、こちらの媒体は新聞。『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム(2019)』では、今っぽく「THE DAILY BUGULE. NET」というウェブ媒体として登場していましたが、今回の新聞社としてのデイリー・ビューグルはサム・ライミ版『スパイダーマン』シリーズや『ヴェノム : レット・ゼア・ビー・カーネイジ』に登場するデイリー・ビューグルと同じ。しかもロゴも一緒。前述のMCUとのクロスオーバーを匂わせながら、サム・ライミ版『スパイダーマン』という別のユニバースとの関連性も考えられるのです。



『アメイジング・スパイダーマン』との関連性も

さらにデイリー・ビューグル誌の上部をよく見ると「RHINO ON THE LOOSE : ZOO HOAX FOOLS US ALL(ライノが逃走中 : 動物園の悪ふざけに騙される)」「BLACK CAT : FRIEND OR FOE?(ブラックキャット : 敵か味方か?)」という文字が確認できます。

©︎Sony Pictures

ライノといえばマーク・ウェブ版『アメイジング・スパイダーマン2(2014)』に登場したヴィランの1人。スパイダーマンによって逮捕されたアレクセイ・ツシェビッチはラストで脱獄、ノーマン・オズボーンが作ったアーマーを身につけ「ライノ」として暴れ出そうとしていましたが、『アメイジング・スパイダーマン3』の製作が打ち切られてしまったため幻に。ブラックキャットは『アメイジング・スパイダーマン2』でハリー・オズボーンの秘書として雇われたフェリシア・ハーディが『アメイジング・スパイダーマン3』で本格的にブラックキャットとして登場する予定でしたがこちらも実現しませんでした。

となればこの新聞は『アメイジング・スパイダーマン』ユニバースの、幻となった第3作以降のことを指している可能性も考えられます。

なお余談ですが、『アメイジング・スパイダーマン2』にはヴェノムやモービウスの存在を示唆する要素が隠されていました。(右下のファイルに「DR. MORBIUS FILE」と書かれています)

©︎Sony Pictures
©︎Sony Pictures

今回の予告映像を見るに、少なくとも『モービウス』が『ヴェノム』と同じ世界での話と言うことは間違いなさそうです。『ヴェノム』はサンフランシスコを舞台にしていますが、予告映像の中で警官が「サンフランシスコの一件以来の大惨事だ」と述べており、モービウス自身も「俺はヴェノムだ」とその名前を呼んでいるからです。

モービウスは原作コミックにて、最終的にはアンチヒーローとなり、ドクター・ストレンジやブレイドらとスーパーヒーローチーム「ミッドナイト・サンズ」を結成しています。『モービウス』はソニーが計画しているSSU作品の一部。演じるジャレッド・レト本人も「ここから繋がっていくユニバースでモービウスの存在は特別なんだ」発言していたように、モービウスは重要なメインキャラクターとして今後も登場してくるでしょう。

『モービウス』は2022年に公開予定

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