2022年7月24日に行われたポップカルチャーの祭典SDCC(San Diego Comic Con) 2022にて、マーベル・スタジオはMCUフェーズ5以降のラインナップを正式に発表しました。
また、これまでMCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)は2008年に公開された『アイアンマン』から2019年の『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』までのフェーズ1からフェーズ3にいたるまでを「インフィニティ・サーガ」と呼んでいたのに対し、ドラマ『ワンダヴィジョン』から始まったフェーズ4からフェーズ6までの正式名称が「マルチバース・サーガ」となることも発表されています。
2022年11月11日公開予定の『ブラックパンサー : ワカンダフォーエバー』をもって終わりを迎えるMCUフェーズ4は、マーベル・スタジオ初となるドラマ作品と劇場作品のハイブリッドによってわずか2年間で合計16作品という怒涛のスケジュールでした。今回発表されたMCUフェーズ5もおよそ1年半で計12作品、フェーズ6はおよそ1年で計11作品とこちらもかなりのハイペースで作品がリリースされることになります。
では今回発表された作品を見ていきましょう！
MCUフェーズ5
Kevin Feige announces Phase 5 of #MarvelStudios at #SDCC! A huge list including GOTG Vol. 3, Blade, Ironheart and much more! pic.twitter.com/mIyZ2V47nE
— JoBlo.com (@joblocom) July 24, 2022
『アントマン＆ワスプ : クアントゥマニア(原題)』
©︎MARVEL STUDIOS『アントマン』シリーズ第3作目となる『アントマン＆ワスプ : クアントゥマニア』がMCUフェーズ5の始まりを飾ることに。
SDCCで上映された予告映像によれば「マルチバース・サーガ」のラスボスと考えられる征服者カーンの他、原作コミックファンにはおなじみの人気ヴィランM.O.D.O.K.も登場していたとのこと。『ロキ』でいち早く紹介されたカーンですが、本作ではどのように描かれるのでしょうか。今後のMCUにおける重要作になることは間違いありません。
2023年2月17日公開予定
『シークレット・インベージョン』
©︎MARVEL STUDIOSスクラル人が以前から地球に潜伏しており、ヒーローのふりをしながら侵略を進めていたという原作コミックでも人気のストーリーですが、詳細は明かされていません。SDCCのステージに登場したマリア・ヒル役のコビー・スマルダーズによれば「ダークでエキサイティングなスリラー」になるとのこと。
シリーズは全6話構成で、監督は『すべてが変わった日(2020)』のトーマス・ベズーチャ。脚本・製作総指揮は『MR. ROBOT / ミスター・ロボット』のカイル・ブラッドストリートが務めます。
2023年春にディズニープラスで配信予定
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題)』
©︎MARVEL STUDIOS『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ完結作とされる本作では『アベンジャーズ / エンドゲーム(2019)』の後のガモーラの生活のほかアダム・ウォーロックの登場が描かれます。またメインヴィランはロケットの過去と繋がりのある科学者ハイ・エボリューショナリーであることも判明。SDCCの会場ではハイ・エボリューショナリー役のチャック・イウジが衣装を着用して登場した姿が確認されています。
The High Evolutionary is here! #SDCC https://t.co/ryjDn1UtGj pic.twitter.com/eNGh1X6bxv
— BD (@BrandonDavisBD) July 24, 2022
2023年5月5日に公開予定
『エコー(原題)』
©︎MARVEL STUDIOS『ホークアイ』で初登場したマヤ・ロペス(エコー)を主人公とする新シリーズ。彼女のオリジンを描く物語であり、『ホークアイ』以降のマヤの生活が描かれます。
2023年夏にディズニープラスで配信予定
『ロキ』シーズン2
©︎MARVEL STUDIOSシーズン1では「神聖時間軸」を管理するTVAに捕まったロキが、自由の身になることを引き換えに時間犯罪者を捕まえるも、TVAの秘密と真の黒幕の登場が描かれていました。シーズン2ではその後の大きく変わった世界でのロキ、メビウス、シルヴィアの様子が描かれます。
2023年夏にディズニープラスで配信予定
『ザ・マーベルズ(原題)』
©︎MARVEL STUDIOS『ミズ・マーベル』で登場したカマラ・カーンとキャロル・ダンヴァース(キャプテン・マーベル)が出会うということ以外は謎に包まれています。『ミズ・マーベル』最終話でカマラがミュータントだったということが明らかになったことが本作にも関わってくるのでしょうか。
2023年7月28日公開予定
『ブレイド(原題)』
©︎MARVEL STUDIOSウェズリー・スナイプス主演による『ブレイド』3部作のリブート版として製作されるMCU版『ブレイド』。2019年のSDCCで発表されて以来、公開日が未定でしたがついにフェーズ5で公開となることが明らかになりました。
主演は『ムーンライト(2016)』『グリーンブック(2018)』で2度アカデミー賞受賞のマハーシャラ・アリ。
2023年11月3日に公開予定
『アイアンハート』
©︎MARVEL STUDIOS原作コミックではアイアンマンを引退したトニー・スタークの跡を継ぐ天才少女リリ・ウィリアムズの活躍を描く作品。MCUでのトニー・スタークは『アベンジャーズ / エンドゲーム』で亡くなっていますが、リリが2代目アイアンマンとなるのでしょうか。
なお、リリは本作に先がけて『ブラックパンサー : ワカンダフォーエバー』で登場します。
2023年秋にディズニープラスで配信予定
『アガサ : カヴン・オブ・カオス(原題)』
©︎MARVEL STUDIOS『ワンダヴィジョン』に登場した魔女アガサ・ハークネスを主人公とするスピンオフドラマ。物語の詳細は不明で、アガサ役のキャスリン・ハーンと『ワンダヴィジョン』の脚本・製作総指揮のジャック・シェイファーが続投することだけが明らかになっています。
2023年冬にディズニープラスで配信予定
『デアデビル : ボーン・アゲイン(原題)』
©︎MARVEL STUDIOSNetflixによるMARVELドラマシリーズで配信されていた『デアデビル』が契約満了を経てついにMCUで再登場。本作には、マット・マードック(デアデビル)役のチャーリー・コックス、キングピン役のヴィンセント・ドノフリオが続投するほか、全18話となる予定だとか。
2024年春にディズニープラスで配信予定
『キャプテン・アメリカ : ニュー・ワールド・オーダー(原題)』
©︎MARVEL STUDIOS『ファルコン＆ウィンター・ソルジャー』で新たなキャプテン・アメリカとなったサム・ウィルソンの新たな物語を描く本作。
詳細は不明ですが監督を務めるのは監督は『クローバーフィールド・パラドックス(2018)』のジュリアス・オナー。
2024年5月3日に公開予定
『サンダーボルツ(原題)』
©︎MARVEL STUDIOS政府から任務を受けて招集されたヴィラン・チームを描くマーベル版『スーサイド・スクワッド』。詳細は明かされていませんがメンバーとなるのはバロン・ジモ、エレーナ・ベロワ、ゴースト、タスクマスター、アボミネーション、USエージェントあたりが濃厚か。
2024年7月26日に公開予定
フェーズ6
Marvel Phase 6????#MarvelSDCC pic.twitter.com/Gji8DeJMXV
— JoBlo.com (@joblocom) July 24, 2022
『タイトル未定』
映画なのかドラマなのかも発表されていませんが、おそらくドラマ作品と予想。
2024年秋に配信(公開)予定
『ファンタスティック・フォー(原題)』
©︎MARVEL STUDIOSマーベル・コミックを代表するヒーローチーム「ファンタスティック・フォー」がいよいよMCUに登場。キャストや詳細は明らかにされていませんが『ドクター・ストレンジ / マルチバース・オブ・マッドネス』でジョン・クラシンスキーがリード・リチャーズを演じていましたが本作でも続投されるのでしょうか。
2020年12月に製作が正式発表され『スパイダーマン』シリーズのジョン・ワッツ監督が就任すると発表されていましたが、2022年4月にワッツ監督は企画を離脱、現時点では後任は発表されていません。
2024年11月8日公開予定
『タイトル未定』
映画なのかドラマなのかも発表されていませんが、おそらくドラマ作品と予想。
2024年秋に公開(配信)予定
『タイトル未定』
映画なのかドラマなのかも発表されていませんが、おそらくドラマ作品と予想。
2024年冬に公開(配信)予定
『タイトル未定』
何らかの映画作品であることだけ明らかになっています。『シャン・チー』の第2作、『エターナルズ』の第2作、『デッドプール3』、『スパイダーマン』第4作あたりと予想。
2025年2月14日公開予定
『タイトル未定』
映画なのかドラマなのかも発表されていませんが、おそらくドラマ作品と予想。
2025年春に公開(配信)予定
『タイトル未定』
映画なのかドラマなのかも発表されていませんが、おそらくドラマ作品と予想。
2025年春に公開(配信)予定
『アベンジャーズ / ザ・カーン・ダイナスティ(原題)』
©︎MARVEL STUDIOSタイトルにある「カーン」は間違いなくマーベル・コミック屈指のヴィラン・征服者カーンのことを指していると思われます。マルチバースを自在に行き来し全てを征服するカーンとアベンジャーズの激突が描かれるのでしょうか。また本作が「マルチバース・サーガ」で初の「アベンジャーズ」作品となるため、アベンジャーズがどのようなメンバーになるのかにも注目です。
2025年5月2日に公開予定
『タイトル未定』
何らかの映画作品であることだけ明らかになっています。『アベンジャーズ / ザ・カーン・ダイナスティ』と『アベンジャーズ / シークレット・ウォーズ』という大型作品の間に公開されるということに大きな意味があるのかもしれません。
『シャン・チー』の第2作、『エターナルズ』の第2作、『デッドプール3』、『スパイダーマン』第4作あたりと予想。
2025年7月25日公開予定
『タイトル未定』
映画なのかドラマなのかも発表されていませんが、おそらくドラマ作品と予想。
2025年夏に公開(配信)予定
『アベンジャーズ / シークレット・ウォーズ(原題)』
©︎MARVEL STUDIOS「シークレット・ウォーズ」は、多元宇宙同士が衝突する「インカージョン」が進行した結果生まれた「バトルワールド」呼ばれる世界を舞台に、世界の崩壊を食い止めるべくアベンジャーズやX-MEN、ファンタスティック・フォーといった大物ヒーローたちが一斉に集結し壮大な戦いを繰り広げるという原作コミックでも人気の高い大型作品。MCUフェーズ4での様々な新キャラクターの登場とマルチバースの導入は全てこのシークレット・ウォーズのための種蒔きでしょう。
なおマーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギ氏曰く『アベンジャーズ／シークレット・ウォーズ』をもってフェーズ6、すなわち「マルチバース・サーガ」が終了するとのこと。『アベンジャーズ / エンドゲーム』を超える超大作となることが期待できます。
2025年11月7日公開予定
フェーズ7
SDCCではなんと2026年の公開スケジュールも合わせて発表されました。『アベンジャーズ／シークレット・ウォーズ』で「マルチバース・サーガ」が終了するためここから早くもMCUが新章に突入することになります。マルチバースの次はいよいよミュータント…？
『タイトル未定』
何らかの映画作品であることだけ明らかになっています。
2026年2月13日公開予定
『タイトル未定』
何らかの映画作品であることだけ明らかになっています。
2026年5月1日公開予定
『タイトル未定』
何らかの映画作品であることだけ明らかになっています。
2026年7月24日公開予定
『タイトル未定』
何らかの映画作品であることだけ明らかになっています。
2026年11月6日公開予定
これらの情報は現時点での情報であり、変更される可能性があります。また、2022年9月10日にはディズニーの大型イベント「D23」が開催される予定であり、そこでマーベル・スタジオも何かしらの発表をする予定のため、そこで新たな情報が追加される可能性も十分に考えられます。続報を待ちましょう！
