先日のSDCC 2019でMARVEL STUDIOS代表のケヴィン・ファイギ氏は、約2年間に渡って公開されるMCUフェーズ4のスケジュールを発表して、世界中のファンに大きな興奮と驚きを与えました。
フェーズ4の中には、『エターナルズ』や『シャン・チー』といった新たなキャラクターが登場する作品もあれば、『ドクター・ストレンジ』や『マイティ・ソー』の続編などこれまでに登場していたキャラクターのフランチャイズ作品もあります。ですがフェーズ4にはこれまでの『アベンジャーズ』のように複数のキャラクターがチームアップする作品は含まれていません。
次にアベンジャーズのようなチームは登場するのでしょうか?その疑問についてMARVEL STUIOS代表のケヴィン・ファイギ氏はこう答えています。
「そのチームは我々がこれまでに見てきたものとは全く異なるものになると思います。これまでに見てきたキャラクターと、これから登場するキャラクターとではチームの原型が全く違いますから」
これまで10年に渡って世界を守ってきたアベンジャーズとは「全く異なる」チームが結成されるとのこと。どうやらMCUフェーズ4はそのチームアップのための準備段階でもあるようです。また、ケヴィン・ファイギ氏はMTV NEWSのインタビューのなかでこの「新たなチームの中にはこれまでに登場したキャラクターも含まれる」とコメントしています。
https://twitter.com/MTVNEWS/status/1152991879690182656
「今日(SDCC 2019で)発表することについて我々は議論しました。フェーズ4とフェーズ5を発表するべきか?我々には5年分の計画があります。(発表した)2年間で11ものプロジェクトがありますが、まだ2、3年分の計画については何も言っていません。」
MARVEL STUDIOSはフェーズ5もすでに計画済みのようですが、まだ明らかにしない方向のようです。今ではMCU史上最強の敵として記憶に新しいサノスも、フェーズ1のラストを締めくくった『アベンジャーズ』公開まではラスボスになるとは誰も思っていませんでした。フェーズ5まではフェーズ4という2年をかけて徐々に新たなMCUの「土台」を作っていくのではないかと思います。
またケヴィン・ファイギ氏はフェーズ4からの新しい試みである「Disney +」でのドラマシリーズも、新たなMCUを語る上で見逃せないことを示唆しています。
「(フェイズ4には)『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』も『ワンダヴィジョン』もあります。それに、『ワンダヴィジョン』にはモニカ・ランボー(『キャプテン・マーベル』で登場したマリア・ランボーの娘)も登場しますしね。ワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ)はおそらくほぼ最強のキャラクターで、いまやスカーレット・ウィッチとして完全な力を手にしている。そんな彼女が『ドクター・ストレンジ』の続編に登場するのも、楽しい共演になりますよ。」
「マーベル・コミックのストーリーテリングが素晴らしいのは、それがでっち上げたものではないからです。僕は物事を組み立てていくことが大好きなんです。だんだん盛りあがってすべてがひとつになり、そして分裂し、変化する。今ではそういうことを、映画だけではなく「Disney +」のメガシリーズでもやっている。マーベル・スタジオ全員が前進する気合いにあふれていますよ。」
MARVEL STUDIOSが企む新たな試みとははたして?フェーズ5でアベンジャーズに代わるのはやはりウルティメイツか…?
source : Comicbook.com , MTV NEWS