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『ワンダーウーマン』の監督、『ジャスティス・リーグ』のオファーを断っていた ー 「キャラクターが多すぎて正直微妙」

DCEU(DC Extended Universe)作品『ワンダーウーマン(2017)』のパティ・ジェンキンス監督が、同じくDCEU作品である『ジャスティス・リーグ』の監督のオファーも受けていたこと、そしてそれを断った理由を明らかにしました。Premiere Magazineのインタビューの中で本人が明かしています。

シャーリーズ・セロン主演の『モンスター(2003)』以来、14年ぶりに監督に復帰したジェンキンス監督。なぜ『ワンダーウーマン』というスーパーヒーロー映画を復帰作に選んだのか、そしてなぜ『ジャスティス・リーグ』の監督のオファーを断ったのか。その理由を合わせてこのように語っています。



「コミックも大好きなんですが、映画を通してスーパーヒーローを好きになりました。子供の頃に見た映画と張り合えるような映画を作りたいという願望があるんです。その当時持っていた精神ですね。でもそれは私が撮影をするにあたって関係があるでしょうか?私にはわかりませんが。他の監督と違って、私は共有したユニバースや連続性といった細かいことには全く興味がないんです。以前『ジャスティス・リーグ』の映画化のオファーを頂いたんですが、私には正直微妙でしたね。キャラクターが多すぎるので。」

また、ジェンキンス監督は「働いている人達のことは本当に好きなんですけど、彼ら(スタジオ側)は映画を完全に自分たちの物としてコントロールしようとしているんです。監督がコントロールされることだって起こり得ますよ。」と付け加え「監督のビジョンが作品に反映されていなければ、すぐに気づかれてしまいますから」と、監督がスタジオ側からの抑制を受けていることを明かしました。

その一方でジェンキンス監督が手がける最新作『ワンダーウーマン1984』に関しては「自分の思い通りにできた」とのこと。「素晴らしいアクションシーンを素晴らしいセットで撮影するのが大好きなんです。心から楽しんでますよ。」

なお、ジェンキンス監督は以前MCU作品『マイティ・ソー / ダーク・ワールド(2013)』のオファーを受けていたことも明かしています。

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source : Premiere Magazine(Heroic Hollywood経由)

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