新型コロナウイルスの感染拡大により多くの新作映画の製作が中断になる中、『ジュラシック・ワールド』シリーズの最新作『ジュラシック・ワールド / ドミニオン(原題 Jurassic World : Dominion)』はリモートワークで製作が進んでいるようです。監督のコリン・トレボロウが自身のInstagramでその様子を投稿しています。
2020年2月末から撮影が開始された『ジュラシック・ワールド / ドミニオン』ですが、わずか2週間で製作スタジオであるユニバーサル・ピクチャーズは新型コロナウイルスの影響を受けて撮影の中断を発表しました。撮影再開の予定日については今後数週間のうちに発表するとのことです。
トレボロウ監督と同じく出演者陣も自宅待機している状態で、『ジュラシック・パーク(1993)』から『ジュラシック・パークⅢ(2001)』にかけて主人公アラン・グラント博士を演じ、今作『ジュラシック・ワールド / ドミニオン)』で20年ぶりのシリーズ復帰となるサム・ニールは撮影中断後の生活をVarietyのなかで伝えています。
「世界中の全ての俳優の方々同様、現在僕は働いていません。ちくしょう。ですが僕は(撮影に)戻ります。その予定です。セットに戻って、他の俳優たちや映画作りに関わる人など、愛する人たちと愛することをすることが、どんなに嬉しいことか。そんなのなかなかない特権ですよ。とは言え、現在の状況を考えると撮影中断よりも深刻なことがあるわけですが。」と、撮影再開に向けて意欲的な姿勢を示す一方で「大切なことは家にいること」と述べたうえで「思いのほか忙しい生活を送っている」とコメントしています。
「忙しすぎて、普段は出来ないことに色々と取り組んでいます。ウクレレを弾いて、歌って。友人とスカイプもしています。2,000マイルも離れた孫の世話もしていますし、詩を作ったり、人を励ますためにくだらないことをソーシャルメディアに投稿したりなんかもしてます。それから、シャツのアイロンがけや銀皿を磨くことに喜びを感じたり、読んだことのなかった本を読んでみたり、木を植えたりしています。」
『ジュラシック・ワールド / ドミニオン』は前作からクリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワードが続投するほか、サム・ニールを含むローラ・ダーンやジェフ・ゴールドブラムといった往年の『ジュラシック・パーク』メンバーも復帰することが明らかになっています。
『ジュラシック・ワールド / ドミニオン(原題 Jurassic World : Dominion)』は2021年6月11日公開予定
source : Variety