2019年を代表する一作として高い評価を受けたDCコミックス原作映画『ジョーカー』の続編企画が本格的に動き始めた模様。『ジョーカー』で監督を務めたトッド・フィリップスが続編の共同監督に就任することをThe Hollywood Reporterが報じています。
これはThe Hollywood Reporterが行った「ハリウッドのトップ弁護士100人」という特集記事の中で明らかになり、著名な映画監督をクライアントにもつウォーレン・ダーン弁護士の紹介文に「トッド・フィリップスが『ジョーカー』次回作の共同脚本として契約を結んだ」と書かれています。
『ジョーカー』の続編についてはかねてより噂されており、トッド監督とワーナー・ブラザースが話し合いに入ったことも伝えられていました。今回の報道では「共同脚本」に就任すると伝えられており、前作でタッグを組んだスコット・シルバーも復帰する可能性も考えられます。なお、現時点で監督が誰になるのか、そして主演を務めたホアキン・フェニックスが続投するのかについては明らかになっていません。
ジョーカーといえばDCコミックスを代表するヴィラン。前作の『ジョーカー』では、心優しい青年アーサー・フレックが”悪の犯罪王子”となるオリジンが描かれていただけに、続編では宿敵のバットマンが登場するという流れを期待するかもしれませんが、前作で紹介されたブルース・ウェイン(バットマン)はまだ子供でした。もしバットマンを登場させることになるなら、少なくとも10年以上後という設定になります。おそらくブルースは登場するにしてもまだバットマンになる以前の子供のままではないかと思います。
DCコミックスには、ペンギン、トゥーフェイス、スケアクロウ、リドラーなど魅力的なヴィランが数多くいます。『ジョーカー』でのアーサーの行動に感化された、後のヴィランとなる者が登場する可能性もあるかもしれません。トッド監督とホアキンは「続編の話をしたことがある」そうですが、今はどのような内容を考えているのでしょうか。
source : The Hollywood Reporter