ハリソン・フォード主演の大ヒットアドベンチャー映画『インディ・ジョーンズ』シリーズの最新作となる第5作目の監督に『LOGAN ローガン(2017)』や『フォード vs フェラーリ(2019)』のジェームズ・マンゴールドが就任したことが明らかになりました。Colliderが報じています。
これまで39年に及ぶ同シリーズを通して監督を務めてきたスティーブン・スピルバーグが監督を辞退し、マンゴールドが新たに監督の交渉に入っていることは以前にも伝えられていました。監督を新たな世代に引き継ぐことで、物語に新しい視点を取り入れ、シリーズを前進させられるという理由から、監督の座を退き、プロデューサーを務めるという判断に至ったと言います。
Colliderとのインタビューの中で、プロデューサーのフランク・マーシャルは、マンゴールド監督が新たに『インディ・ジョーンズ5』の監督を務めることについて「彼のシリーズへの愛があるからこそ、スピルバーグの後任には最適な選択だと思います」と述べるとともに「彼は素晴らしい映画監督です。ハリソン(・フォード)とも交友関係がありますしね。すべての適切なピースが適切なタイミングで一緒にやって来たと思いますよ。」と就任への経緯を語りました。
なお、『インディ・ジョーンズ5』の脚本については「まだ始まったばかり」とのこと。これまで同作については何度も脚本が書き直されていると言われていましたが、どうやらマンゴールド監督が一から脚本を書き直すことになりそうです。前作の『インディ・ジョーンズ / クリスタル・スカルの王国(2008)』は興行収入こそ成功したものの、その年の最低な映画に贈られる「第29回ラジー賞 最低リメイク及び続編賞」を受賞するなど不名誉な結果に終わっているため、マンゴールド監督がシリーズに新たな風を吹き込むことができるか期待したいところ。
なお、『インディ・ジョーンズ5』は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、公開予定日を2021年7月9日から2022年7月29日へと延期することが発表されています。ですがこれは、製作にしっかりと時間をかけられると前向きに捉えることができます。あとは再びアクションに挑戦するハリソンの身体だけが心配。
source : Collider