MOVIE

『グーニーズ』続編のコンセプトアートが公開 ー 製作が実現する可能性はあるのか?

公開から35年、今なお愛され続けるアドベンチャー映画『グーニーズ』の続編に関するコンセプトアートが公開されました。

『グーニーズ』は伝説の大海賊、片目のウィリーが隠した財宝を巡って少年団“グーニーズ”が繰り広げる冒険を描く物語。スティーブン・スピルバーグが製作し、リチャード・ドナーが監督を務めた本作は1900万ドルの予算で1億2400万ドルの興行収入を記録して大ヒット、80年代を代表する名作の1つとなっています。



『グーニーズ』の続編に関しては長年にわたって期待されており、様々な噂がささやかれてきました。『グーニーズ』の熱狂的ファンだというクリエーターのアダム・F・ゴールドベルグ氏はこれまで続編の脚本を独自に製作してきたことを明かしており、ドナー監督に提案するつもりだということを自身のTwitterで語りました。

「究極の#TheGooniesファンとして。この9年間、ひそかに遊びでPART2の脚本を書いていました。僕の最高傑作ですよ。リチャード・ドナーとのミーティングも予定していたですが(新型コロナウイルスによる)ロックダウンのためにキャンセルになってしまったんです!でも生活が元通りになったら『グーニーズ2』は実現するよ。約束だ!」

今回ゴールドベルグ氏が公開したコンセプトアートは、その脚本に基づいて製作したもの。巨大な頭蓋骨の頭部には「一歩間違えば恐怖の雨を降らせる 悪魔の涙の怒りを感じろ」という文字が書かれており、そこからはグーニーズの新たな冒険を予感させます。

 

「スピルバーグとドナーは『グーニーズ2』の素晴らしいコンセプトを思いつくことは不可能だと言いましたが、我々グーニーズは決して死ぬことはありません!」と製作への意欲は依然失われていないようです。

というのも先日俳優のジョシュ・ギャッドが主催するチャリティ番組「Reunite Apart」に『グーニーズ』のメンバーがオンラインで集結。マイキー役のショーン・アスティン、ブランド役のジョシュ・ブローリン、マウス役のコリー・フェルドマン、チャンク役のジェフ・コーエン、データ役のキー・ホイ・クァン、ステフ役のマーサ・プリンプトン、アンディ役のケリー・グリーン、フラッテリー兄弟を演じたジョー・パントリアーノ&ロバート・デヴィ、そして脚本のクリス・コロンバス、製作総指揮のスティーブン・スピルバーグ、監督のリチャード・ドナーも参加しました。



そこで話題は『グーニーズ』の続編に関する内容に。ギャッドが「続編はどんな内容になるんでしょう?」と聞くと、ドナー監督は「それはバラせないな。スピルバーグが一番よく知っていると思うよ」と冗談交じりに答えました。これを受けて、スピルバーグは続編の可能性についてこのように語ったのです。

「クリス(・コロンバス)とリチャード(・ドナー監督)、(プロデューサーの)ローレン(・シュラー・ドナー)とは、よくその話をするんですよだいたい数年ごとにアイデアが出る。だけどうまくいかないんです。問題は、みんながこのジャンルのハードルを上げたってことだ。僕たちが80年代に作った『グーニーズ』を超えるアイデアが見つからないんです。

ゴールドベルグ氏が作ったという脚本がどのような内容なのかはわかりませんが、本人は相当自信がある様子。ミーティングが実現した暁には、ドナー監督が彼の提案を受け入れて続編の製作を進めてくれることに期待したいですね。

「2020年は最悪な年かもしれないけど、『グーニーズ2』を立ち上げる年にもなるだろうね!」

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』キャストが35年ぶりにオンラインで再集結 ー 4作目の製作について監督改めて否定SF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は公開から35年経つ現在でも、今なお世界中で愛される不朽の名作。『アナと雪の女王』シリーズでオ...
『ロード・オブ・ザ・リング』キャストがオンラインで感動の再会 ー ボロミア役ショーン・ビーン、撮影中カンペを確認していた『アナと雪の女王』にてオラフの声優を務めるジョシュ・ギャッドが主催するチャリティイベント「Reunited Apart」に、ファンタジー...

source : Slash Film

CINEMATRONIXをFOLLOW!!