先日、新型コロナウイルスの影響により中国の閉鎖されていた映画館の一部が営業を再開したことが報じられていましたが、営業再開からわずか1週間で再び閉鎖することになりました。
Deadlineによれば3月27日(現地時間)、中国映画局は中国国内全ての映画館を対象に再び閉鎖するよう要請、再開予定については明らかになっていません。
中国では感染の影響が比較的少なかった地域を中心に、先週末から推定600〜700の劇場が営業を再開していたとされており、3月28日には上海でも205の劇場が営業を再開する予定でした。
中国での新規感染者は減少傾向にあり、ここ3日間での国内での新規感染者は1人と言われています。ですが海外渡航者から新たに感染した症例が53件あることが報告されており、外国人の入国禁止を発表しました。
また、中国は先日25日に感染の「震源地」とされる武漢を含む湖北省での封鎖を2ヶ月ぶりに解除し、およそ6000万人に移動許可が出されました。ですが、まだまだ多くの無症候性キャリアー(感染しているにも関わらず症状が出ない人)が多く潜んでいる可能性もあり、本人の自覚がないうちに感染を広げていることも考えられます。今回の発令はこうした「感染第2波」を予防する目的もあるでしょう。
映画館が営業を再開したというニュースには希望を感じていましたが、新型コロナウイルスの収束にはまだまだ時間がかかりそうです。
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source : Deadline