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[マーベル]『ブラック・ウィドウ』アメリカでの公開が2021年7月に延期、劇場公開とDisney +での同時配信が決定

MCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)の新作映画『ブラック・ウィドウ』の本国アメリカでの公開予定日が2021年の7月9日に延期になったことが明らかになりました。また、MCU劇場作品としては初となる劇場とDisney +のプレミアアクセス(追加料金)での同時公開となる模様。マーベル・スタジオが正式に発表しました。日本での公開日については未定です。

『ブラック・ウィドウ』は当初、2020年5月1日に日米同時公開予定でしたが、新型コロナウイルスの影響を受けて同年11月6日に延期、その後2021年5月7日(日本は2021年4月29日)へ再延期となっていました。ですがこのコロナ禍において、情勢は依然として一切の予断を許さない状況であり、ウォルト・ディズニー・カンパニーCEOのボブ・チャペック氏は「(『ブラック・ウィドウ』の劇場公開について)ギリギリまで様子を見る」姿勢を示していました。なお、マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏は『ブラック・ウィドウ』の劇場・配信の同時展開には反対していたと言います。

2020年にディズニーは大型作品『ムーラン』を自社の映像配信サービスDisney +でリリースし、2021年3月にも『ラーヤと龍の王国』を劇場・配信での同時公開という形でリリース。この流れを受けてこの度『ブラック・ウィドウ』も劇場・配信での同時公開が決定しました。



Disney +での配信を決めたということは、もう『ブラック・ウィドウ』の公開延期は起きないでしょう。また、公開を7月に延期することで、ディズニーは劇場の再開やより多くの人々のワクチン接種のための時間を確保することができ、興行収入の向上が期待できます。7月の時点でコロナ禍の状況がどうなっているかはわかりませんが、劇場に足を運ぶのが不安な人は、自宅で安全に『ブラック・ウィドウ』を観ることもできます。世界的な状況を考えるとこれが最善の戦略なのかもしれません。

なお、『ブラック・ウィドウ』の公開延期を受けて、2021年7月9日に公開予定だった『シャン・チー・アンド・ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス(原題 Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings)』は2021年9月3日に延期となることも決定済み。『エターナルズ』や『スパイダーマン : ノー・ウェイ・ホーム』といったその後の作品のスケジュールについては現時点では不明。『ブラック・ウィドウ』の日本での公開に関する情報とあわせて注目したいところです。

『ブラック・ウィドウ』は2021年7月9日に劇場・Disney +で同時公開予定

 

 

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