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[マーベル]『ブラックパンサー : ワカンダ・フォーエバー』ティ・チャラ役の再キャストを求める請願書に約5万人の署名が集まる

MCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)作品『ブラックパンサー(2018)』の続編『ブラックパンサー : ワカンダ・フォーエバー(原題 Black Panther : Wakanda Forever)』は、現在ティ・チャラ(ブラックパンサー)役チャドウィック・ボーズマン不在のまま撮影が進められていますが、一部では新たにティ・チャラ役を再キャスティングすべきという声が挙がっています。

公開後、評論家から絶大な支持を受けスーパーヒーロー映画初の快挙を達成した『ブラックパンサー』。期待されていた続編はSDCC 2019で正式に発表され、撮影を目前に控えた矢先、主演のチャドウィックが大腸癌でこの世を去ってしまいました。ライアン・クーグラー監督とマーベル・スタジオは話し合いの結果、続編の制作を続けることを発表したうえで、ティ・チャラ役の再キャストは行わない、つまりティ・チャラを続編には登場させないことを明らかにしていました。

この度のE-Man’s Movie Reviewsによる署名活動は、そんなマーベル・スタジオの考えを変えようとChange.orgで行われているもの。「伝説を殺す最たる方法は、彼らの物語を語るのをやめることだ」と主張、チャドウィックの後任を求めているわけではなく、あくまでもティ・チャラという最も人気のある黒人スーパーヒーローの描写を継続することを求めており、本記事執筆時点でおよそ約4万8000人の賛同を集めています。署名活動の内容は以下の通り。



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これは、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長、ルイス・デスポジート共同社長、脚本・監督のライアン・クーグラーに対して、彼らの決定を再考し、『ブラックパンサー』シリーズのティ・チャラ役を再キャスティングすることを求めるものです。マーベル・スタジオがティ・チャラを除くということは、彼に自分を重ねていた観客(特に黒人の少年や男性)を犠牲にすることになるのです。また同様にこのキャラクターからインスピレーションを受けた何百万人ものファンも含まれることになります。

再キャスティングをしないことで、最も人気のある代表的な黒人スーパーヒーローの一人が、その遺産をさらに増やす機会を阻害することになりかねないのです。伝説を殺す最たる方法は、彼らの物語を語るのをやめることです。

#RecastTChallaは、チャドウィック・ボーズマンの後任を募集しているわけではありません。チャドウィック・ボーズマンの後任を求めるものでもありません(誰もそんなことはできませんが)。また、シュリや他の誰が、ブラックパンサーを引き継ぐことの中止を求めるものでもありません。この嘆願書は、MCUにおけるティ・チャラの描写を継続することを求めているだけなのです。#RecastTChallaは、チャドウィック・ボーズマンが世界のために懸命に働いてくれた役割を果たすための呼びかけです。




MCUにおいてキャラクターのキャスティングの変更は必ずしもあり得ないことではありません。『アイアンマン(2008)』以降はテレンス・ハワードに代わってドン・チードルがローディを演じ、『インクレディブル・ハルク(2008)』以降はエドワード・ノートンに代わってマーク・ラファロがブルース・バナーを演じているからです。また、チャドウィックの実弟であるデリック・ボーズマンも、「ティ・チャラのような黒人の王というのは、マーベル作品を観る、アフリカ系アメリカ人の若者に多大な影響を与えます。チャドウィックの死後、ティ・チャラを今後登場させないということは、黒人の子供たちからロールモデルを奪っているようなものなんです」とし、ティ・チャラというキャラクター存続のためなら最キャスティングを望む意向であると語っています

一方で『ブラックパンサー』シリーズのプロデューサーであるネイト・ムーアは、チャドウィックが亡くなった直後にクーグラー監督と話し合いを行い、チャドウィックの代役を立てるのは不可能だという意見ですぐに同意したそう。現在製作真っ只中の『ブラックパンサー  : ワカンダ・フォーエバー』は、現在のところチャドウィック不在ながらなんとか継続する形を見出すことができているとしながら、「難しいのは、ティ・チャラ無くしてストーリーを語ること」と苦労を明かしたうえで「もうMCUの616ユニバースでティ・チャラを見られることはありません」と二度とティ・チャラが登場しないことを断言しています。

「ブラックパンサー」とは単なる称号であるため、続編以降はティ・チャラの妹シュリが後継になると予想されていますが、ブラックパンサーはその人気とMCUにおける多様性の重要性を考えると、今後のマーベル映画において重要なキャラクターであり続けると考えられます。またムーアが語った「616ユニバースでは見られない」という言葉、つまり裏を返せば「616」ではない他の次元のティ・チャラであれば登場し得るということなのでしょうか。『ロキ』では子供からワニまで様々な容姿のロキが登場していたことを考えると、別のキャストが演じるティ・チャラを観れる可能性もあるかもしれません。

マーベル・スタジオ、チャドウィック・ボーズマン主演で『ブラックパンサー3』の制作を企画していたことが明らかにマーベル・スタジオが、MCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)作品『ブラックパンサー』シリーズの第3作の制作を企画し...

source : Change.org

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