映画史に残るファンタジー映画『ロード・オブ・ザ・リング』のドラマシリーズ『The Lord of the Rings(邦題不明)』がトールキン財団、出版社ハーパーコリンズ、ニュー・ライン・シネマと共同でAmazon Studiosによって製作中であることは2年前から報じられていました。
Amazon Studiosの代表ジェニファー・サルケ氏は「2年以内に生産が開始される」と述べ、「2021年の配信を考えていますが、2020年の配信を望む人もいますね」と期待値の高さについてもコメントしました。
詳しい内容についてはまだ明らかになっていませんが、本作は『ロード・オブ・ザ・リング / 旅の仲間(2001)』よりも前の時系列を描く内容となるようで、決してリブート版ではないとのこと。
また公式ツイッターの「Welcome to the Second Age(第2紀へようこそ)」という投稿から、第3紀を描いた『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのおよそ3400年前の時代を描くものだと思われます。
One Ring to rule them all, One Ring to find them, One Ring to bring them all, and in the darkness bind them, In the Land of Mordor where the Shadows lie. #LOTRonPrime pic.twitter.com/7TuQh7gRPD
— The Lord of the Rings on Prime (@LOTRonPrime) March 7, 2019
この新たな『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのメガホンを取るのは『ジュラシック・ワールド / 炎の王国(2017)』のJ・A・バヨナ、脚本はJ・J・エイブラムスの『スター・トレック4』で脚本を担当する新進気鋭のJ・D・ペインとパトリック・マッケイ。さらに大人気海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の脚本を担当したブライアン・コグマンや『ブレイキング・バッド』のジェニファー・ハッチソンも参加するようです。これまで『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『ホビット』シリーズを指揮してきたピーター・ジャクソン監督の関与については「まだ話し合いの段階」とのこと。
Meet our Fellowship. pic.twitter.com/Npouu6ZlRt
— The Lord of the Rings on Prime (@LOTRonPrime) July 27, 2019
キャストについてはAmazonのドラマシリーズ『ピクニック at ハンギング・ロック』に出演しているマルケラ・カヴェナーがタイラという原作には登場しないキャラクターを演じることが明らかにされています。また、シリーズを通して活躍してきた魔法使いガンダルフを演じたイアン・マッケランも「他の誰かがガンダルフを演じると思うのかい?」と自身の出演の可能性をほのめかしています。
すでに複数のシーズンの製作が決定している本作は予算が10億ドルの超大作になるようです。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでサムを演じたショーン・アスティンは「これはAmazonの代表作品になる」と作品へ大きな期待を寄せている様子。
そして『ロード・オブ・ザ・リング』の原作『指輪物語』の原作者J・R・R・トールキンの自伝映画『トールキン』は2019年8月30日に公開
source : ComicbookMovie.com , Variety