新型コロナウイルスの影響により、エンターテイメント業界は依然として甚大な被害を受けています。特にアメリカにおける映画業界、ひいては映画館業界は新型コロナウイルスの感染状況の悪化という背景から、状況は未だ回復の兆しを見せていません。アメリカの大手映画館チェーンであるAMCやRegal CinemaやCineworldはいずれも7月上旬に営業再開を予定していましたが、現時点では7月30日以降に再開が延期されています。
一方、イギリスや韓国、日本など映画館の営業が再開している国もあり、少しでも多くの人に映画館に足を運んでもらおうと過去のヒット作品を上映するなど、それぞれの映画館が対策を講じている状況です。
そんな中、ユニバーサル・ピクチャーズが全世界の映画業界と映画を愛する人々を励ますため”映画館でしか体験できないあの感動をもう一度”という思いを込めた映像『リターン・トゥ・シネマ』を公開しました。
ユニバーサル・ピクチャーズを代表する『E.T.(1982)』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』など名作の映像と共に「映画が誕生してから経験したことのない空白の時間」というコロナ渦における映画業界を指す言葉が映し出されるも、「素晴らしい日々でありますように」とのユニバーサルの願いとともに『ミニオンズ』や『ジュラシック・ワールド』、『ワイルド・スピード』といった人気作品の映像が各所に散りばめられた内容になっています。
「再び夢を、再び笑顔を、再び感動を、再び絶叫を、再び興奮をー。映画館でしかできない体験を!」最後を締めくくるロバート・ダウニー・Jrの「さあ、一緒に行こう」のメッセージには映画館は何よりかけがえのない楽しい場所であることを思い出して欲しいという思いが込められています。
営業休止中、映画館側はお客さんに安心して戻ってきてもらえるようにしっかりと対策を講じてきました。これからの新しい生活様式の中でも映画館という極上のエンターテイメントを守り続けるために。みんな映画館に行こう。