リドリー・スコット監督によるラッセル・クロウ主演作品『グラディエーター(2000)』の続編企画が進行していることが明らかになりました。前作でプロデューサーを務めたダグラス・ウィック氏がComicbook.comにて語っています。
『グラディエーター』はローマ時代中期を舞台に、皇帝アウレリウスと皇太子コモドゥスの確執によって家族と地位を奪われてしまった将軍マキシマスの復讐を描く物語。第73回アカデミー賞作品賞を含む5部門のほか、第58回ゴールデングローブ賞ドラマ部門作品賞を受賞するなど高い評価を得ています。
もっとも続編の企画は『グラディエーター』の成功を受けてすぐに計画されていましたが、なかなか実現には至らず、2018年にようやく進捗状況が報じられました。当時の報道によれば、脚本に関する課題がプロジェクトの停滞の原因であること、物語の主人公はラッセル・クロウが演じたマキシマスではなく、ホアキン・フェニックスが演じたコモドゥスの甥ルキウスになること、そして物語は前作から25〜30年後が舞台になると伝えられていました。
ウィック氏はこの度「とにかく準備をしているところです。」とコメント、相変わらず脚本が課題であることを語っています。
「今は(監督の)リドリーが脚本を書いていて、作る価値があると思えるところまで持っていけるかどうか、これが大きな挑戦ですね。脚本の問題ですから。『グラディエーター』はなんとか首の皮一枚のところで成功した映画で、ああいう形で終わりました。そういう作品を、再び観客が楽しめるようにベストを尽くしながら、しかも新鮮にやり直すというのはとても難しいんです。」
キャストについては伝えられていませんが、スコットは『グラディエーター』続編の実現に意欲的であり、再び監督を務めるとのこと。製作にはパラマウント・ピクチャーズのほかユニバーサル・ピクチャーズも共同出資するようです。
source : Comicbook.com