『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ(2017)』にて、惑星カント・バイトの厩舎で奴隷として働く少年を演じたテミルラン・ブラヴが、当時のオーディションや撮影にまつわる裏話を明かしました。
Youtuberであるジェイム・スタングルームのオンライン・インタビューに出演したテミルランによれば、オーディションの際、それが『スター・ウォーズ』のためだとは明かされておらず、『E.T.(1982)』で主人公エリオットがE.T.と初めて出会うシーンの台本が渡されていたと言います。オーディションは『E.T.』のリメイク版なのかもしれないと考えるテミルランに連絡がきたのはその2ヶ月後のこと。4歳の頃から『スター・ウォーズ』が大好きだったテミルランは『スター・ウォーズ』出演の電話を受けて大喜び、「スター・ウォーズに出れるぞ!」と家の中を走り回ったそうです。
テミルランが演じた少年は『最後のジェダイ』のラストシーンにて、フォースを使って箒を手元に寄せたことから「箒の少年(Broom Boy)」と呼ばれていました。テミルランは映画の公開後、書籍(ビジュアル・ディクショナリー)でこのキャラクターの本名がテミリ・ブラッグという名前だったことを知ったようで「僕の名前(テミルラン・ブラヴ)から取ったのかな?自分の名前がスター・ウォーズの世界でキャラクターの名前に使われるなんて最高」と喜びを口にしています。
『最後のジェダイ』のラストシーンでテミリが少なからずフォースを扱えるという事実は、今後の『スター・ウォーズ』での新たな展開を予想させるものでしたが、テミルランには自分の役に関する情報以外は一切与えられず、脚本も自分の出番部分のみだったとのこと。ラストに自分があんな重要なシーンを演じていることなど知らなかったそうです。
そんなテミルラン演じるテミリですが、次作『スター・ウォーズ / スカイウォーカーの夜明け(2019)』には一切登場しませんでした。その理由についてテミルランは「なんとなくですけどわかる気がします。」と答え「僕は(そもそも)そんなに重要な、大きな存在なんでしょうか?それとも遠い昔遥か彼方の銀河系の、ただのラッキーボーイだったんでしょうか?」と自問しました。
とはいえ今後の『スター・ウォーズ』に登場する可能性については「わかりません。ですが僕のストーリーが続くことはあり得るかもしれませんね。例えばレイに鍛えられるとか。」と出演を期待させるコメントを寄せています。