クリス・ヘムズワース主演、『アベンジャーズ / エンドゲーム(2019)』のジョー&アンソニー・ルッソ監督がプロデュースを務めるNetflixオリジナル映画『タイラー・レイク -命の奪還-』の続編が正式に製作されることが明らかになりました。Deadlineが報じています。
※本記事は『タイラー・レイク -命の奪還-』本編に関する内容について触れています。
2020年4月24日に配信を開始した『タイラー・レイク -命の奪還-』は、わずか1週間で再生回数が9000万回を突破し、配信開始から1週間という期間におけるNetflix史上最多の世帯数視聴を記録しました。
そんな大成功を受けて、脚本を手がけたジョー・ルッソは同作の続編を執筆する契約を結んだことが報じられており、現在はどういった内容にするのかを検討している段階だと言います。
「『タイラー・レイク -命の奪還-』の続編を書くための契約は完了しており、今は物語がどのようなものになるかの形成段階にあります。その物語が前日譚になるのか、その後を描くのかはまだ決めていません。私たちは観客の皆さんが疑問を残すような曖昧な結末を残しましたから」
『タイラー・レイク -命の奪還-』のラスト、救出したオヴィを仲間に引き渡したタイラーは、直後敵からの銃撃を受けて致命傷を負ってしまいます。痛みを堪えるも橋の上から川に落下するタイラー、その8年後プールで過ごすオヴィの奥にタイラーらしき人物の姿がぼんやりと浮かぶのでした。
つまりこの結末をどのように解釈して判断するのかは観客に委ねる、ということですが、サム・ハーグレイヴ監督はNetflixの幹部であるスコット・スタバー氏のアドバイスを受けて本作をこのように解釈したと述べています。
「非常に的確で、素晴らしい指摘でした。“知性で満足する結末と、感情で満足する結末には違いがあることを忘れてはいけない”っていう。それから僕たちは“タイラーが生きているのと死んでいるのと、どちらがより感情的に満足できるのか?”ということをすごく考えました。そして、最終的には生きていたほうがいいんじゃないか、という結論になったんです。少年(オヴィ)はタイラーに生きる目的を与えたんだから、今もそのために生きているという考え方ですね。」
また、タイラーを演じたクリス・ヘムズワースは自身のInstagramを通じて、ファンへ感謝を述べると共に、「これだけの熱い応援やサポートがあるのであれば、是非ともやりたいですね。」と続編への出演に意欲的な姿勢を示しています。
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もっとも現時点ではハーグレイヴ監督やクリスの続投は決定しておらず、脚本が完成次第それを見せるつもりとのこと。いずれにせよ『タイラー・レイク』の続編は世界中が期待する1本になることは間違いありません。