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トム・クルーズ主演『ミッション : インポッシブル』第7作と第8作、なぜ2部作になったのかー 監督が明かす

トム・クルーズ主演の大人気アクション映画『ミッション : インポッシブル』シリーズ最新作は第7作と第8作の2作公開されることが発表されていますが、なぜ2作に分ける必要があったのでしょうか。クリストファー・マッカリー監督がその理由について語りました。



1996年に公開された『ミッション : インポッシブル』第1作から続く本シリーズはこれまで6作が公開されており、主演のトム・クルーズ自身が命がけの壮絶なスタントを行うことで話題の人気アクション映画です。特にマッカリー監督がメガホンをとった『ミッション : インポッシブル / ローグ・ネイション(2015)』からは、それまでのシリーズとは異なり連続性のあるストーリー展開が組み込まれており、続く『ミッション : インポッシブル / フォールアウト(2018)』はシリーズ最大の7億8740万ドルの興行収入を記録しました。

ポッドキャスト番組「Light the Fuse」に出演したマッカリー監督によれば『フォールアウト』の撮影時、トムに「イーサン・ハントの感情的な面を、続編でより追求していきたい」と語っていたそうです。

「『フォールアウト』から学んだことを映画の全キャラクターに適用したいと思っていました。全キャラクターの感情面を追求することで、映画全体にもっと感情移入できるようにしたいんです。」

さらにマッカリー監督は「広大な物語」となる続編のアイデアが当初「2時間40分」あることに気づいたとも付け加えています。1作に収めるには長すぎると思ったマッカリー監督は、ストーリーをいじっているうちに作品を20分単位に分け始めたとのこと。そして、どれも必要なシーンだと感じた監督は最終的に2ヶ所、つまり40分を最初に考えていたストーリーから削り、それを続編として第8作に使うことを決めたそうです。

『ミッション:インポッシブル』第7作はイタリア・ヴェネツィアで撮影が実施される予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の発表を受けて撮影は現在中断中。これを受けて第7作の公開予定日を2021年11月19日、第8作を2022年11月4日に延期することが発表されています。



また、マッカリー監督は「Light The Fuse」の中で主演のトム・クルーズ、ベンジー役のサイモン・ペッグ、新キャストになるヘイリー・アトウェルのほか、ルーサー・スティッケル役のヴィング・レイムス、イルサ役のレベッカ・ファーガソン、『フォールアウト』で登場したホワイト・ウィドウ役のヴァネッサ・カービー、そしてシリーズ第1作で登場したユージーン・キトリッジ役のヘンリー・ツェニーが登場することを明らかにしており、さらに「まだ公式にアナウンスされていない出演者がまだもう1人いる」とも語っています。それが過去に登場した人物なのか、それとも新キャストなのかは不明。

また、ヘイリー・アトウェル以外の新キャストとして『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのポム・クレメンティエフ、ドラマ『ナルコス』のシェー・ウィガム、『X-MEN』シリーズのニコラス・ホルトが参加することも明らかになっています。

『ミッション:インポッシブル』第7作(タイトル未定)は2021年11月19日、第8作(タイトル未定)は2022年11月4日に公開予定

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source : Light The Fuse

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