MCUフェーズ1からフェーズ3の集大成として公開された『アベンジャーズ / エンドゲーム』。11年間の歴史を締めくくるにふさわしい今作は、181分という中に多くのキャラクターとの別れ、そして今後ますます広がっていくMCUの未来へ繋がる展開が描かれています。
『アベンジャーズ / エンドゲーム』では、MCU最初の作品『アイアンマン』から11年にわたってMCUを牽引し続けてきたトニー・スタークが自らの命と引き換えに世界を守るという大きな出来事が描かれており、本来はトニーがスナップをした際、ソウルワールド(サノスがスナップをした後幼いガモーラに会った世界)で成長した娘のモーガンに会うというシーンが撮影されていました。今回その削除されていたシーンがついにオンラインで公開されることになりました。
『アベンジャーズ / エンドゲーム』公開前、テレビドラマ『13の理由(2017~2018)』に出演しているキャサリン・ラングフォードが本作に出演することが明らかにされた時、多くのファンは2代目ホークアイことケイト・ビショップを演じるのではないかと予想していました。ですがいざ公開されるとケイト・ビショップはおろか、キャサリンは本編のどのシーンにも登場しておらず、最終的には彼女が大人になったトニーの娘モーガンを演じたものの削除されたことが報じられました。
監督のジョー&アンソニー ルッソは削除した理由について
「そのシーンをテスト上映の時に見せたんだけど、見てる側は混乱しちゃって。」「我々が気づいたのは、(観ている側は)大人になったモーガンと感情的な関係を感じていなかったということです。感情的なレベルで我々とお客さんは(彼女に対して)同じように感じているわけじゃなかった。なのでカットすることにしました。」と説明しています。
このシーンは11月12日からアメリカでスタートしたディズニーのストリーミングサービス「Disney +」で配信されている『アベンジャーズ / エンドゲーム』で観ることが可能だそうです。日本でのサービス開始日については明らかになっていません。
『アベンジャーズ / エンドゲーム』は膨大な撮影量だったことから、本編に入りきらず削除されたシーンがまだまだ数多くあります。