ウォルト・ディズニー・カンパニーとの事業統合前に20世紀フォックスが手がけた最後の『X-MEN』シリーズ作品『ニュー・ミュータンツ(原題 The New Mutants)』。その最新映像とポスターが、2020年7月23日に行われた世界最大のポップカルチャーの祭典「サンディエゴ・コミコン」のオンライン版「Comic-Con@Home」にて公開されました。
本来2018年4月13日に公開予定だった『ニュー・ミュータンツ』ですが、製作上のトラブルやディズニーとフォックスの事業統合などにより、2019年2月22日、2019年8月2日、2020年4月3日と度重なる公開延期を経て、ついに公開できると思いきや今度は新型コロナウイルスの影響を受け2020年8月28日へと再三の延期。今回のイベント映像はそんな冒頭から始まっており、「2020年8月28日(祈ってる)」というジョークまで加えられています。
そして公開された最新映像は動画の24分11秒から。オープニングはダニエル・“ダニ”・ムーンスター(ミラージュ)役のブルー・ハントの「ネイティブ・アメリカンのことわざの中に、“どんな人でも、内面に二匹の熊がいる”という言葉がある。それは魂の中にいて、永遠に戦い続けないといけない。片方は善い熊で、思いやり、愛情、信頼を表していて、もう片方は悪い熊で、恐れ、恥辱、自滅を表している。」という言葉から始まります。
何者かに町を襲われ目を覚ましたダニは父親と森に逃げ込むも、父親は死に、ダニも気を失ってしまいます。目を覚ますとそこは知らない施設でダニは手錠に繋がれているのでした。
アニャ・テイラー=ジョイ演じるイリアナ・ラスプーチン(マジック)、チャーリー・ヒートン演じるサム・ガスリー(キャノンボール)、メイジー・ウィリアムズ演じるラーネ・シンクレア(ウルフスベーン)、ヘンリー・ザーガ演じるロベルト・ダ・コスタ(サンスポット)ら、ダニと同じく施設にいるミュータントも登場。しかしそこにいるのは彼女たちだけではなかった…。
仮面をかぶった「スマイリーメン」、そして巨大な「デーモンベア」。本作のヴィランは他にもいるのでしょうか。そして彼らの目的とは一体?「デーモンベア、また遊びましょ」そう言ってマジックはデーモンベアに斬りかかるのでした。
こちらが今回新たに公開されたポスター。「恐怖に直面する時間」と題されたポスターの背景にはデーモンベアらしきヴィランの顔が写っています。
ジョシュ・ブーン監督もトークの中で「この映画は呪われている」とまで冗談を言っていますが、あとは無事に予定通り公開されることを祈るのみ。なお、Deadlineによればディズニーは『ニュー・ミュータンツ』をできるかぎり劇場公開する方針で考えており、現時点でストリーミングで配信する計画はないとのこと。
『ニュー・ミュータンツ(原題 The New Mutants)』は2020年8月28日に米国公開予定。日本での公開は未定。
source : Deadline