クリストファー・ノーラン監督による『ダークナイト』3部作以来、実に10年ぶりとなる新たな「バットマン」単独映画『THE BATMAN -ザ・バットマン-』。バットマンと言えば宿敵ジョーカーの登場を期待するファンも多いのではないでしょうか。果たしてジョーカーは本作に登場しているのか、そんな疑問にマット・リーヴス監督がIGNのインタビューで答えています。
※本記事は『THE BATMAN -ザ・バットマン-』本編の内容に触れています。閲覧にはご注意ください。
本作はロバート・パティンソン演じる主人公ブルース・ウェインが、バットマンとしての活動を始めてからの2年目を描く物語。キャットウーマンやジム・ゴードンなど「バットマン」作品にはおなじみのキャラクターのほか、最悪の知能犯リドラーやペンギンといった有名なヴィランも登場します。
最終的にリドラーことエドワード・ナシュトンはバットマンに敗北し、アーカム精神病院に収容されることになりましたが、リドラーの隣の房にはバリー・コーガン演じる謎の囚人が収容されており、リドラーに謎かけをするのでした。
バリー演じるこの囚人についてクレジットには「Arkham prisoner(アーカムの囚人)」とのみ明記されており、その正体は謎のままでしたが、リーヴス監督はコーガン演じるキャラクターがジョーカーであることを明かしました。
「面白いのは、ジョーカーが出てくるのは、実はそれ以前の別のシーンがあったからなんです。この映画はバットマンの原点ではなく、彼の初期の物語です。なので、ローグズ・ギャラリー(「バットマン」作品に登場するヴィラン達の総称)のキャラクターたちの原点でもあるんです。そして私にとっては、このジョーカーはまだジョーカーではないけれど、すでにこの関係を持っている、という考えです。」
リーヴス監督の言葉通りであるなら、いずれ公開される『THE BATMAN -ザ・バットマン-』の続編でコーガン演じる新たなジョーカーが登場するのでしょうか。あるいは現在リーヴス監督によって企画進行中のアーカム精神病院にまつわるスピンオフドラマに関係してくるのかもしれません。
これまでの「バットマン」シリーズとは一線を画すリーヴス監督の『THE BATMAN -ザ・バットマン-』。狂気の犯罪王子もこれまで描かれてきたものとは異なるかもしれない…!?
『THE BATMAN -ザ・バットマン-』は2022年3月11日より日本公開
source : IGN