心優しいアーサー・フレックが、歪んだ「狂気の犯罪王子」ジョーカーになるまでを、トッド・フィリップス監督独自の解釈によって描いたDCコミックス映画『ジョーカー』は公開から2週間過ぎた現在で7億ドル以上を売り上げ、全世界で社会現象となっています。
『ジョーカー』といえば、ホアキン・フェニックス演じるアーサー・フレックが長い階段を踊りながら降りてくるシーンが印象的ですが、この「ジョーカー階段」は今では有名観光名所となっていて連日多くのファンが訪れているようです。
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この場所はアメリカのニューヨーク州ブロンクス West 167th Streetにあるシェークスピア通りとアンダーソン通りを繋ぐ階段です。
また、このシーンで流れている音楽は1972年にリリースされた、イギリスのグラム・ロック・シンガー、ゲイリー・グリッターの『Rock&Roll Part2』。実はこのゲイリー・グリッター、1995年に児童ポルノをダウンロードしたことで表舞台から姿を消し、2015年には強姦未遂や子供に対する複数の性犯罪で16年の懲役が言い渡されています。
公開直後、『ジョーカー』で曲が使用されたことで、ワーナー・ブラザースからゲイリーに多額の印税が支払われる可能性があることに対してネットでは怒りの声が上がっていました。
ゲイリーの楽曲の権利を所有するSnapper Musicの代表は「ゲイリー・グリッターに印税が支払われることはない」「彼とは連絡を取っていない」とゲイリーに利益が発生しないことを明らかにしましたが、ワーナー・ブラザースは今後の『ジョーカー』のホームリリース版で、この『Rock&Roll Part2』を削除する可能性もあるとの考えを示しています。
source : Comicbook.com