世間はもうすぐハロウィンの季節。そんなハロウィンに観たくなるのがホラー映画じゃないでしょうか。一人で、あるいは家族や友人と一緒にハラハラ、ゾクゾクするのが楽しいホラー映画ですが、数あるホラー映画の中でも「最も怖いホラー映画」はどの作品なのでしょうか。broadbandchoicesが最も怖いホラー映画を科学的に証明する「Science of Scare Project」という企画を実施しました。
Forbesによれば、この企画は様々な年齢の50人を対象に、35本のホラー映画を鑑賞させて、鑑賞中に心拍数がどれだけ上がるかを測るというもの。なお、この35本のホラー映画はIMDBやRotten Tomatoesなどの口コミから評価の高い映画を厳選しているとのこと。
そしてその結果、栄えある第1位に輝いたのは『ドクター・ストレンジ(2016)』で知られるエリック・デリクソン監督の『フッテージ(2012)』。調査によれば参加者の安静時の平均心拍数は65 BPM(1分あたりの拍数)だったのに対し『フッテージ』の鑑賞中は平均心拍数が86 BPMへと32%も上昇したことが報告されています。
『フッテージ』はイーサン・ホーク主演のサスペンスホラー映画。落ち目の作家エリソンは妻と子どもの一家4人で郊外の家に転居します。実はそこは一家が首を吊るという残酷な事件の現場となった家で、エリソンは事件の真相を調べて新作を書き、作家として起死回生を図るために越してきたのでした。その夜、エリソンは屋根裏部屋で映写機と8ミリフィルムを発見。そのフィルムには家族が楽しそうに生活する様子と共に、一転して首を吊られていく残酷な殺害現場の様子が記録されていたのでした。調査を調べるエリソンでしたが、家の中では次々と不可解な事件が起こり始め…
“What Is The Scariest Movie Ever? Science Now Has An Answer To That Question… According to the heart rates of participants, no movie scared people more than Sinister, a 2012 horror/thriller that stars Ethan Hawke…”https://t.co/6RgLpxdXrA
— N O S ⋊ Ɔ I ᴚ ᴚ Ǝ ᗡ ⊥ ⊥ O Ɔ S (@scottderrickson) October 18, 2020
なお、『フッテージ』に次いでは『ソウ』シリーズでおなじみのジェームズ・ワン監督による『インシディアス(2010)』がランクイン。こちらは全体の平均心拍数の上昇率は『フッテージ』今一歩及ばなかったものの、瞬間的な心拍数の上昇率は『フッテージ』を上回るという結果に。
科学的根拠に基づいた「最も怖いホラー映画」上位10作品は以下の通り。
- 『フッテージ(2012)』
- 『インシディアス(2010)』
- 『死霊館(2013)』
- 『ヘレディタリー / 継承(2018)』
- 『パラノーマル・アクティビティ(2007)』
- 『イット・フォローズ(2014)』
- 『死霊館 エンフィールド事件(2016)』
- 『ババドック 暗闇の魔物(2014)』
- 『ディセント(2005)』
- 『ヴィジット(2015)』
また『インシディアス』『死霊館』『死霊館 エンフィールド事件』が上位に3作品ランクインしていることから、ジェームズ・ワン監督は「ホラーの王」と呼ばれています。ハロウィンの日は(もちろんそれ以外の日も)ホラー映画を楽しんでみてはいかがでしょうか。
source : Forbes