新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、2020年7月23日から7月26日に開催される予定だった世界最大のポップカルチャーの祭典SDCC(San Diego Comic Con)の開催が正式に中止となることが発表されました。
SDCCは1970年の開催から50年の歴史を持つイベント。毎年映画やマンガ、ゲームの最新情報をはじめ、豪華出演者によるファンとの交流や限定グッズの販売などが行われています。例年世界中から多くのファンが来場しており、去年のSDCC 2019には13万人以上の来場が記録されました。特に毎年マーベル・スタジオやDCコミックスをはじめとする大型スタジオによる新作映画に関する発表には世界中から注目が集まっています。
50年の歴史の中で中止となるのは今年が初めて。広報担当のデヴィッド・クレンザー氏は「これまでにない事態に対してはこれまでにない措置が必要になります。この決定に関しては悲しく思いますが、正しい判断だと考えております。また皆さんとお会いできる時、愛と楽しみを共有できることを楽しみにしております。」とコメントしました。なお来年のSDCCは2021年7月22日から7月25日に開催予定とのこと。
世界中で多数のイベントが中止されている他、数々の映画の公開延期や製作の中断が余儀なくされており、今年は映画業界のみならずエンターテイメント業界にとっては過去最悪の年になると思われます。SDCCで発表される予定だった各社の最新情報はどのような形で発表されることになるのでしょうか。
source : Comic Con Official