2009年に公開された大ヒットホラー映画『エスター』の前日譚を描くという『Orphan : First Kill(原題)』にエスター役を演じたイザベル・ファーマンが正式に復帰することが明らかになりました。Varietyなど複数のメディアが報じています。
前作の『エスター』は、孤児院から引き取られた9歳の少女エスターが、その純朴な見た目とは裏腹に徐々に恐ろしい本性をあらわにし、次々に殺人に及んでいくという物語。人間の怖さを表現したリアルな描写と衝撃の結末で多くの映画ファンを魅了して世界中で大ヒットを記録しました。
Deadlineによればイザベルは同役で正式に復帰。前作から10年が経っているものの、遠近撮影と特殊メイクでイザベルを再び少女エスターの姿に蘇らせるとのこと。なおイザベルは本作でプロデューサーも務めると伝えられています。
※ここからは『エスター』の重要なネタバレについて触れています。
今回制作されるエスターの前日譚を描く『Orphan : First Kill』では、前作で描かれなかったエスターの正体リーナ・クラマーの過去が語られる模様。”エストニアの精神施設から脱出を図ったリーナは、失踪した娘になりすまして裕福な家庭に入り込み、アメリカへ渡米。新たな人生を始めたリーナでしたが、思わぬ問題に直面し、すべてを賭けて家族を守ろうとする母親と対峙することになる。”というあらすじが伝えられています。
また本作には『ボーン・アイデンティティー』シリーズや『ハスラーズ(2019)』のジュリア・スタイルズもキャストに参加したこと伝えられており、リーナと対峙する母親役を演じるのではないかと推測されています。監督は『ザ・ボーイ~人形少年の館~(2016)』のウィリアム・ブレント・ベル。脚本を手がけるのは、無人島ホラー『パラサイト 禁断の島(2019)』のデイビット・コッゲスホール、前作の脚本を執筆したデヴィッド・レスリー・ジョンソンは製作総指揮に就任、原案を担当したアレックス・メイスはプロデューサーとして続投。
『Orphan : First Kill』は現在制作の初期段階にあり、すぐに撮影を開始できるよう努めているとのこと。続報を待ちましょう!