『007』シリーズ25作目となる最新作『007 / ノー・タイム・トゥ・ダイ』には、主人公ジェームズ・ボンドの人生に大きく関わるキャラクターが登場するとの噂が浮上しており、ダニエル・クレイグが演じる最後のジェームズ・ボンドというだけでなくどうやら特別な作品になるようです。
※本記事は『007 / ノー・タイム・トゥ・ダイ』本編の重要な内容に触れている可能性があります。閲覧にはご注意ください。
『007 / ノー・タイム・トゥ・ダイ』は前作『スペクター(2015)』から5年後が舞台。引退し静かな生活を送っていたボンドの元にCIA出身の旧友フェリックス・ライターが助けを求めてやって来る。誘拐された科学者ヴァルドを救出するという任務を引き受けたボンド、彼を待ち受ける運命とは…
Daily Mailが報じるところによれば、『007 / ノー・タイム・トゥ・ダイ』は”ジェームズ・ボンドがどのような人生を送ったのか”をファンに伝えることは製作段階で決められていたと言います。そして関係者によれば『スペクター』で登場したマドレーヌ・スワンとボンドとの間には5歳の娘・マチルダがいると伝えられています。
この噂は先日オンラインオークションサイトeBayにて、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』のコールシート(撮影場所などの情報が記載された、キャストに渡される紙)がオークションに出品されたことから発覚したとのこと。そのコールシートには、昨年9月に南イタリアで撮影されたシーンについて記載されており、レア・セドゥ演じるマドレーヌ・スワン、ラシャ ーナ・リンチ演じる女性「00」エージェントのノミ、そして5歳のリサ・ドーラ・ソンネ演じるマチルデという子供の名前があると言います。さらにシーン235と呼ばれるこのシーンは「ノミがマドレーヌとマチルダを安全な場所に連れて行くシーン」ということまで記載されているとも…
なお、以前パパラッチによって撮影されていた写真の中に、キャストやスタッフに混じって青いストライプの服を着た少女が写っていますが、彼女がマチルダなのかは不明とのこと。
関係者によれば「ボンドが父親であることを知ることは構想上必要不可欠なこと」だと言います。「ダニエルはこの映画を今までで一番驚きを含んだエンターテイメント性の高い作品にしたがっていました。ダニエル自身も歳をとり、ボンドも成熟しましたから、今は父性というプリズムを通して人生を見つめている。(中略)彼を父親にすることでストーリー展開の面において、全く新しい世界を開くことになるんです。」
なおこの関係者は、本作は若き日のマドレーヌがラミ・マレック演じる悪役サフィンから追いかけられるというフラッシュバックのシーンから幕をあけるということも伝えています。
『スペクター』は、ボンドとマドレーヌが愛車のアストンマーティン DB5に乗って夕日の中を颯爽と走り去るシーンでラストを迎えました。「007」を引退したボンドとマドレーヌは夫婦となって幸せな時間を過ごしていたのでしょうか。キャリー・ジョージ・フクナガ監督は『ノー・タイム・トゥ・ダイ』は「ボンドの集大成」であり「これまで語られることのなかったものが全て明らかになる」とコメント。ダニエル演じる最後のジェームズ・ボンドはどのような結末を迎えるのでしょうか。
『007 / ノー・タイム・トゥ・ダイ』は2020年11月20日公開予定
source : Daily Mail