ディズニー実写映画『アラジン』が公開され大ヒットが記録されるなか、2019年8月9日には同じくディズニーを代表する人気作品『ライオン・キング』の実写映画(厳密にはフルCG)の公開が控えています。そしてウォルト・ディズニー・スタジオによると『101匹わんちゃん』に登場する悪女クルエラを主役に置いた映画『クルエラ(原題 Cruella)』を制作することが発表されました。
クルエラは有名なファッションデザイナーでありながら、犬を殺してその毛皮からコートを作る毛皮マニアで「アメリカ映画100年の悪役チャート」で39位にランクインしています。今作『クルエラ』は輝かしいファッションデザイナーから猟奇的な悪女へと変わっていく様子を描く前日譚となるようです。
そんな悪女クルエラを演じるのは『ラ・ラ・ランド(2016)』や『バードマン(2014)』のエマ・ストーン。監督は『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017)』のクレイグ・ギレスピー、コスチュームデザイナーには『シャーロック・ホームズ(2009)』や『マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015)』を手がけたジェニー・ビーヴァンが決定しています。
また、クルエラの友人アニータ役には『美女と野獣(2017)』『ウォルト・ディズニーの約束(2013)』のエマ・トンプソンが現在出演交渉中、その夫ロジャー役には『LION / ライオン〜25年目のただいま〜(2016)』のデーヴ・パテール、クルエラの手下ジャスパーとホーレスは未定ですがそれぞれアフリカ系アメリカ人と白人の俳優がキャスティングされるとのこと。
撮影はイギリスのロンドンで2019年の7月9日に開始、公開予定日は2021年5月28日となっています。
なお『101匹わんちゃん』が実写化されるのは今回が初めてでなく、1996年に『101』、2000年にもその続編『102』が制作されました。この実写版シリーズでは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のグレン・クローズがクルエラを演じています。