ディズニー / ピクサーの最新作『2分の1の魔法(原題 Onward)』がアメリカで2020年3月20日の20時(現地時間)から早くも19.99ドルでデジタル配信を開始、4月3日には「Disney +」でも配信することが明らかになりました。
『2分の1の魔法』はアメリカでは日本に先がけて3月6日に公開されており、初週興行収入は4000万ドルを記録して全米初登場1位となりましたが、2週目からは新型コロナウイルスの影響により北米の映画館が軒並み閉鎖したことから公開からわずか2週間で公開終了となっています。
この動きを受けてウォルト・ディズニー・カンパニーは、『2分の1の魔法』を早期にオンラインでデジタル購入可能にする動きを発表、監督・脚本を務めたダン・スキャンロンは早期配信の決定に関してこうコメントしています。
「みなさんにまたすぐに映画館で作品を楽しんでもらいたいとは思っていますが、現在の状況を考えると、デジタルプラットフォームで早期にリリースすることで皆さんに家庭でこの素晴らしい冒険映画を楽しんでいただければ嬉しいですね。」
ウォルト・ディズニー・カンパニーは新型コロナウイルスの影響で相次ぐ映画館の閉鎖や自己隔離といった現状に対して『アナと雪の女王2』をDisney +で配信、さらに『スター・ウォーズ / スカイウォーカーの夜明け』のデジタルリリースを予定より早めており、ソニー・ピクチャーズも3月13日に公開されたばかりのヴィン・ディーゼル主演映画『Blood Shot』を3月24日にデジタル配信するなど、各社が新作映画の早期配信に踏み出しています。
今後4月から5月にかけて公開予定の『ニュー・ミュータンツ』や『ムーラン』、『ブラック・ウィドウ』といった最新作が同様にデジタル配信という形で公開されるのかどうかはわかりませんが、新型コロナウイルスの感染・拡大が悪化していくようであればデジタル配信でのリリースもやむを得ないのかもしれません。
なお『2分の1の魔法』の日本公開については延期が発表されており、新たな公開予定日はまだ明らかになっていません。
source : The Verge