DCコミックスきっての人気ヴィラン、ジョーカーの誕生を描く『Joker(邦題不明)』の予告トレーラーが公開されました!
ジョーカーの歴史
ジョーカーは1940年に刊行された「Batman #1」で初登場しました。当初は一話限りで死ぬ設定だったそうですが、編集上それを変更して犯罪の首謀者という立ち位置になります。一時期はコミックス倫理委員会の規制で、イタズラをするだけのキャラクターになっていましたが、1970年代に再びサイコパスキャラに戻りました。
ジョーカー自身はスーパーパワーは持ってなくて、普通の人間です。クリリンと一緒です。ただ、化学兵器を作る知識がすごいので、よく毒ガスなんかを撒いています。
ジョーカーの特徴でもある白い顔、赤い唇、緑の髪は化学薬品に落ちたことがきっかけという設定です。どのようにして狂気に満ちていったのかについては諸説ありますが、当時売れないコメディアンだったジョーカーは、妊娠した妻との生活費を稼ぐために自分が勤める化学薬品工場に強盗に入るも、警察に張り込まれていたため失敗。さらに妻と胎児の死がきっかけになって正気を失っていく、というのが有名です。今作のトレーラーの中でも家で女性と踊っているシーンがあるので、もしかしたらあの女性は奥さんかもしれません。
歴代のジョーカー
これまで何度もバットマンの敵として登場してきたジョーカーですが、映像化の度に多くの俳優がジョーカーを演じています。
『バットマン : オリジナルムービー』(1966)
レスリー・H・マーティンソンが監督を務めた「バットマン」初の長編映画。ジョーカーを演じたのはシーザー・ロメロ。
『バットマン』(1989)
ティム・バートンが監督を務めた『バットマン』シリーズ。ジョーカーを演じたのはジャック・ニコルソン。
『ダークナイト』(2008)
クリストファー・ノーランが監督した新たな「バットマン」シリーズ3部作の2作目に登場するジョーカー。演じたのはヒース・レジャー。
『スーサイド・スクワッド』(2016)
デヴィッド・エアー監督による犯罪者集団を主役にした作品。ジョーカーを演じたのはジャレッド・レト。
そして今回5代目となるジョーカーを演じるのは『グラディエーター(2000)』や『ウォーク・ザ・ライン / 君につづく道(2005)』の実力派俳優ホアキン・フェニックス!監督は『ハングオーバー!』シリーズのトッド・フィリップスとなっています。
個人的にはジャレッド・レト版ジョーカーはイマイチだったんですが、ホアキン・フェニックスはハマり役かもしれないと思ってます。
「これまでの俺の人生は悲劇だと思っていた。だけど今はコメディーだったってことに気づいたよ」
アメコミ界屈指の人気ヴィラン、ジョーカーの生い立ちを描く『Joker(邦題不明)』は2019年10月4日に公開予定(日本は未定)