MCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)作品『スパイダーマン3(仮題)』にマット・マードック(デアデビル)が登場するのではないかという噂がありましたが、どうやらその可能性は低いようです。Netflixで配信中のマーベルドラマ『デアデビル』にてマット・マードックを演じるチャーリー・コックス本人が、この噂を否定しました。
『デアデビル』は盲目のマット・マードックが昼は弁護士、夜はデアデビルとして法で裁けない相手と戦う物語。ヒーローアクションでありながら、弁護士という設定を活かした法廷ミステリーである部分も人気の作品です。
この噂が広がり始めたのは『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム(2019)』の公開直後。作中のラストでピーターはクエンティン・ベック(ミステリオ)によって正体がスパイダーマンであることを世界中にバラされ、さらに殺人犯というレッテルを貼られてしまいました。このことから弁護士であるマットがピーターを擁護するために『スパイダーマン3』に登場するのでは?と推測されていたのです。
先日Comicbook.comは『デアデビル』の同時視聴企画”QuarantineWatchParty”を開催、それに際してマット役のチャーリー・コックスとのインタビューを行いました。そこでチャーリーはこの噂に対して「そのような噂は聞いたことがなかったんですが、僕の演じるデアデビルとは関係がないと思います。僕は関わっていませんから。もし(『スパイダーマン3』にデアデビルが登場するという)噂が本当だとしたら、それは僕ではなく別の俳優が演じるものだと思います。」とコメント、自身はその噂すら聞かされていなかったようです。
ただ、デアデビルが登場するという可能性自体は否定しておらず、実現すればチャーリー以外の誰かがデアデビルを演じる可能性もあると述べる一方で、「(デアデビルを演じて)楽しかったですよ。あのキャラクターを長く演じられたことに感謝していますし、もちろんできることならこれからも演じていきたいと思っています。(MCUに)関わっていきたいと思ってますよ。」と噂の実現に対して意欲的な姿勢を示しました。
「マーベル映画のファンとして、彼らがあちこちに登場するようなクロスオーバーが大好きだったんですが、Netflixでは法的な理由であまり多くのことができませんでした。でも、(マーベルドラマ『ジェシカ・ジョーンズ』の)ジェシカとマットがバックグラウンドで登場したり、マットが弁護士としてピーター・パーカーにアドバイスをするっていうアイデアは大好きです。それは本当に、本当にクールですよね」
マーベルとNetflixとの間では「製作終了したキャラクターは、Netflixの製作でない作品には最低2年間登場させることはできない」という契約が結ばれていました。『デアデビル』は2018年11月にシーズン3をもって製作中止を発表、つまり2020年11月以降にマーベル・スタジオはデアデビルを使用することができます。噂ではソロ映画化も検討されていると言われていますが、チャーリー演じるデアデビルが再び登場すること日は来るのでしょうか。
source : Comicbook.com