MCUフェーズ4作品『ブラック・ウィドウ』でナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)を演じるスカーレット・ヨハンソンが、最近のEntertainment Weeklyのインタビューの中でハルクのことを「ミュータント」と呼ぶという興味深い発言をしています。
『ブラック・ウィドウ』を宣伝するヨハンソン、そして内容はMCUが始まって最初に起きた一大イベント『アベンジャーズ(2012)』についての話に。
「(MCUが)上手くいくかどうかは当初は誰にもわかりませんでした。クレイジーだとも思っていましたし。北欧の神やトニー・スタークっていう億万長者のプレイボーイ、それに怒りの問題を抱えたミュータントの科学者もいますしね。ファンはこれが好きになるのか、それとも混乱するのかどちらかだったんじゃないかと。」
ヨハンソンはハルクのことをなぜ「ミュータント」と呼んだのでしょうか。本来『X-MEN』に登場するミュータントは「X遺伝子」と呼ばれる遺伝子を持っている者のことを指しており、ハルクはガンマ線から力を得ているので厳密にはミュータントではありません。
ディズニーが20世紀フォックスを買収するまで、MCUでは『X-MEN』のキャラクター、そして「ミュータント」という言葉を契約上使用することができませんでした。ですが昨年のSDCC 2019からマーベル・スタジオが近い将来MCUに『X-MEN』を登場させる方針を示唆したことから、今後のMCUの中で「ミュータント」という言葉が使われる日も遠くないと思います。
MCU内での「ミュータント」の定義がハルクのようなパワーを持った者を指すのかはわかりません。ヨハンソンがハルクのことを「ミュータント」と呼んだのは重大なネタバレだったのか、それとも特に深い意味はなかったのか…
『ブラック・ウィドウ』は2020年5月1日公開予定
source : Entertainment Weekly