先日行われたディズニーの投資家向けイベント「Disney Investor Day 2020」にてMCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)に関する情報が一気に発表されました。
本記事でその発表された内容をまとめているので要チェック!
『アイアンハート(原題 Ironheart)』
Coming soon to #DisneyPlus, Dominique Thorne is genius inventor Riri Williams in Ironheart, an Original Series about the creator of the most advanced suit of armor since Iron Man. pic.twitter.com/VB94VyPr9e
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トニー・スターク(アイアンマン )に憧れる天才少女リリ・ウィリアムスが、自ら作り上げたスーツでヒーローとなる姿を描く作品。黒人女性が主役になるのはマーベル作品としては初。主演のリリを演じるのは『ビール・ストリートの恋人たち(2018)』のドミニク・ソーン。こちらはDisney+で配信のドラマシリーズとなる予定。
『ファンタスティック・フォー(原題 Fantastic Four)』
Jon Watts will direct the new feature film for Marvel's First Family, Fantastic Four! pic.twitter.com/Eu26ghxbGT
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『ファンタスティック・フォー(2005)』、続編『ファンタスティック・フォー:銀河の危機(2007)』、リブート版『ファンタスティック・フォー(2015)』を経て、新たに公開されることが正式に決定したMCU版『ファンタスティック・フォー』。
身体をゴムのように伸縮させられるリード・リチャーズ(ミスター・ファンタスティック)、リードの妻で身体を透明化できるスーザン・リチャーズ(インビジブル・ウーマン)、身体を高熱の炎で包み、空を飛ぶこともできるジョニー・ストーム(ヒューマン・トーチ)、岩のような巨体を持つベンジャミン・ジェイコブ・グリム(ザ・シング)の4人からなる、アメリコカン・コミック史としては初のスーパーヒーロー・チーム。
こちらは長編映画での公開となる予定。監督はMCU版『スパイダーマン』シリーズを手掛けてきたジョン・ワッツ。
『Ant-Man and the Wasp: Quantumania』
Peyton Reed is back to direct the third Ant-Man film, Ant-Man and the Wasp: Quantumania. Paul Rudd, Evangeline Lilly, Michael Douglas, and Michelle Pfeiffer all return. Kathryn Newton joins the cast as Cassie Lang and Jonathan Majors as Kang the Conqueror. pic.twitter.com/opXw1cmpFj
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『アントマン』シリーズ第3作の正式タイトルが、『アントマン&ワスプ クアントゥマニア(原題 Ant-man And The Wasp Quantumania)』に決定しました。
おなじみアントマン役ポール・ラッドやワスプ役エヴァンジェリン・リリー、ハンク・ピム博士役マイケル・ダグラス、初代ワスプ役ミシェル・ファイファーに加えて、新キャストに『名探偵ピカチュウ(2019)』のキャスリン・ニュートンの出演が決定。ニュートンは、主人公スコット・ラング(アントマン)の娘キャシー・ラングを演じるとのこと。さらに出演が報じられていたジョナサン・メジャーズが原作コミックでも有名なヴィラン・征服者カーンを演じることも正式に発表されました。
『アーマー・ウォーズ(原題 Armor Wars)』
Don Cheadle returns as James Rhodes aka War Machine in Armor Wars, an Original Series coming to #DisneyPlus. A classic Marvel story about Tony Stark’s worst fear coming true: what happens when his tech falls into the wrong hands? pic.twitter.com/K6M0q9mcNM
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『アーマー・ウォーズ』は、トニー・スタークが最も恐れること「もしも技術が悪の手に渡ってしまったら?」が現実してしまった物語を描く作品になるとのこと。
現時点での詳細不明ですがMCUでおなじみジェイムズ・ローディ・ローズ(ウォーマシン)役のドン・チードルが出演するようです。長編作品なのかドラマ作品なのかは不明ですがDisney+で配信予定とのこと。
『ロキ(原題 Loki)』予告編
Disney+で配信予定のMCUドラマ作品『ロキ』の予告映像が初公開されました。『アベンジャーズ / エンドゲーム(2019)』以降を舞台に、ロキが人類史のあちこちに出没し、歴史的事件に影響を与えていく物語。予告編の冒頭は、『エンドゲーム』劇中内で描かれたロキがテッセラクト(スペース・ストーン)を持ち去ってしまう場面を捉えた映像から始まっています。
『ドクター・ストレンジ』続編にも繋がると言われている本作ですが、『エンドゲーム』後のロキの行動がどのような影響を及ぼすのでしょうか。
『ロキ(原題 Loki)』は、2021年5月にDisney+にて配信予定。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(原題 The Guardians of the Galaxy Holiday Special)』
https://twitter.com/Disney/status/1337199925772374018?s=20
MCUでも大人気のシリーズ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』から、ホリデー・スペシャル企画が制作されることが発表されました。詳しい詳細は不明ですが、これまでシリーズの監督・脚本を手掛けてきたジェームズ・ガンが、監督・脚本として続投。2022年にDisney+にて配信予定とのこと。
『アイ・アム・グルート(原題 I Am Groot)』
Everyone’s favorite little tree, Baby Groot, will star in a series of shorts on Disney+ featuring several new and unusual characters.
I Am Groot, an Original Series from Marvel Studios, is coming to #DisneyPlus. pic.twitter.com/U5nfDkFKjW
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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでおなじみのキャラクター、グルートを主役にした短編作品が制作されることが発表されました。
本シリーズでは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー : リミックス(2017)』で登場したベビー・グルートを中心に描くとともに、新キャラクターと珍しい(unusual)キャラクターが登場するそうです。
Disney+で配信予定。配信時期は未定。
『シークレット・インベージョン(原題 Secret Invasion)』
Samuel L. Jackson is back as Nick Fury and Ben Mendelsohn from Captain Marvel returns as the Skrull Talos in Marvel Studios' Original Series Secret Invasion. Coming to #DisneyPlus. pic.twitter.com/AuInHMuBRW
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原作コミックでも屈指の人気を誇る作品「シークレット・インベージョン」がドラマ作品としてDisney+で配信されることが発表されました。
「シークレット・インベージョン」とは2008年にコミックで展開された、スクラル人が地球に潜入し、数年間にわたってヒーローに成り代わって侵略を進めていたという物語。『キャプテン・マーベル(2019)』でスクラル人が紹介され、『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム(2019)』でスクラル人のタロスがニック・フューリーに成り代わっていたことが明かされていたことから、「シークレット・インベージョン」の物語が描かれていくことは噂されていました。
『シークレット・インベージョン』の配信時期や詳細は不明ですが、ニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソン、スクラル人タロス役のベン・メンデルソーンが出演するとのこと。
『ホワット・イフ…?(原題 What If…?)』予告動画
MCU初のアニメ作品としてDisney+で配信予定の『ホワット・イフ…?』の予告動画が初公開されました。
今回の予告動画では、これまで伝えられていた「もしもペギー・カーターに超人血清が投与されたら」「もしもバッキー(ウィンター・ソルジャー)がゾンビ化したキャプテン・アメリカと戦ったら」「もしもティ・チャラ(ブラックパンサー)が”ガーディアンズ・オブ・ギャラシー”のスター・ロードだったら」いった、さまざまな“もしも”エピソードを見ることができます。
『ホワット・イフ…?(原題 What If…?)』シーズン1は、Disney+にて2021年夏に配信予定。シーズン1は全10話構成。
『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』予告動画
Disney+で配信予定のMCUドラマ作品『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の予告動画も初公開。
『アベンジャーズ / エンドゲーム』以降の世界を舞台に、スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)から盾を引き継いだサム・ウィルソン(ファルコン)とバッキー・バーンズ(ウィンター・ソルジャー)による新たな物語が描かれます。
キャストにはサム役のアンソニー・マッキー、バッキー役のセバスチャン・スタンのほか、『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ(2016)』からシャロン・カーター役のエミリー・ヴァンキャンプ、バロン・ジモ役のダニエル・ブリュールが出演。監督はエミー賞8部門受賞のドラマ『ハンドメイズ・テイル / 侍女の物語』のカリ・スコグランド、脚本は『ジョン・ウィック』シリーズのデレク・コルスタッド、ドラマ『Empire 成功の代償』マルコム・スペルマンが務めます。
『ミズ・マーベル(原題 Ms.Marvel)』特別映像
Disney +で配信予定のMCUドラマ作品『ミズ・マーベル』の特別映像も公開されました。
『ミズ・マーベル』はマーベル初となるイスラム教徒の少女が主役の物語。ニュージャージーに暮らすパキスタン系アメリカ人の少女カマラ・カーンは、キャプテン・マーベルに憧れる根っからのヒーローオタク。ある日突然スーパーパワーを手に入れたカマラは、「ミズ・マーベル」として平和のために立ち上がることに。
主人公カマラ・カーン(ミズ・マーベル)役を演じるのはイマン・ヴェラーニ。脚本・製作総指揮はドラマ『セックス・エデュケーション』のビシャ・K・アリ。エピソード監督には『バッドボーイズ フォーライフ(2020)』のアディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー、セイビング・フェイス 魂の救済(2012)』のシャーミーン・オベイド=チノイ、『ウォーキング・デッド』や『Titans / タイタンズ』のミーラ・メノンといった錚々たるメンバーが名を連ねています。
『ミズ・マーベル(原題 Ms.Marvel)」は、2021年後半にDisney+で配信予定
『キャプテン・マーベル2(仮題)』の公開日が発表
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MCU作品『キャプテン・マーベル』の続編『キャプテン・マーベル2(仮題)』の公開予定日が2022年11月11日になることが発表されました。
キャストには主演のキャロル・ダンヴァース(キャプテン・マーベル)役ブリー・ラーソンのほか、MCUドラマ『ミズ・マーベル(原題 Ms.Marvel)』で主人公のカマラ・カーン(ミズ・マーベル)役を演じるイマン・ヴェラーニと、MCUドラマ『ワンダヴィジョン』でモニカ・ランボー役として出演するテヨナ・パリスも登場することがあわせて伝えられています。
『キャプテン・マーベル2(仮題)』は2022年11月11日公開予定
『マイティ・ソー / ラブ&サンダー』クリスチャン・ベール演じるヴィランが判明
Academy Award-winning actor Christian Bale will join the cast of Thor: Love and Thunder as the villain Gorr the God Butcher. In theaters May 6, 2022. ⚡ pic.twitter.com/fWS4UuP2oM
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MCU作品『マイティ・ソー / ラブ&サンダー』にて出演が報じられているクリスチャン・ベールが演じるヴィランが「ゴア・ザ・ゴッド・ブッチャー(Gorr the God Butcher)」になることが明らかになりました。
ゴア・ザ・ゴッド・ブッチャーは、2012年に刊行されたコミック「Thor: God of Thunder」にて、過去・現在・未来と時空を超えて神々の虐殺を企むキャラクターとして登場。『エンドゲーム』で描かれたタイムトラベルの概念が活かされるのかもしれません。
なお、公開日が2022年2月11日から2022年5月6日に3ヶ月延期されたこともあわせて発表されています。
『マイティ・ソー / ラブ&サンダー(原題 Thor : Love and Thunder)』は2022年5月6日に公開予定
『シーハルク』に『インクレディブル ・ハルク』のティム・ロスが出演決定
She-Hulk arrives to the MCU! Tatiana Maslany will portray Jennifer Walters/She-Hulk and Tim Roth returns as the Abomination and Hulk himself, Mark Ruffalo, will appear in the series. Directed Kat Coiro and Anu Valia, She-Hulk is coming to #DisneyPlus pic.twitter.com/z4OlQJhrlr
— Marvel Studios (@MarvelStudios) December 11, 2020
Disney+で配信予定のMCUドラマ作品『シーハルク(原題 She-Hulk)』に『インクレディブル ・ハルク(2008)』でエミル・ブロンスキー(アボミネーション)役を演じたティム・ロスが同役で復帰することが明らかになりました。
『インクレディブル・ハルク』から12年以上を経ての再登場となるエミル・ブロンスキーは、ロシア生まれ・イギリス育ちの元海兵で、すさまじい戦闘能力を誇るも、さらなる強さを求めてブルース・バナー(ハルク)の血液を利用して“アボミネーション”へと変身。ブルースと死闘を繰り広げたのちに敗北しています。
『インクレディブル ・ハルク』では、ブルース役を現在のマーク・ラファロではなく、エドワード・ノートンが演じていたこともあってか、その後のエミルについては一切触れられていませんでした。これまでエミルは何をしていたのか、そしてこれから何をするつもりなのか。「ブルー」ことサミュエル・スターンズの再登場にも期待したいところ。
キャストにはティム・ロスのほか、主人公のジェニファー・ウォルターズ(シーハルク)役にタチアナ・マスラニー、ブルース・バナー(ハルク)役にマーク・ラファロが出演することが発表済み。
『ブラックパンサー2』チャドウィック・ボーズマンの代役は起用しない
Black Panther 2, opening July 8, 2022, is being written & directed by Ryan Coogler. Honoring Chadwick Boseman’s legacy & portrayal of T’Challa, @MarvelStudios will not recast the character, but will explore the world of Wakanda & the rich characters introduced in the first film.
— Disney (@Disney) December 11, 2020
MCU作品『ブラックパンサー』の続編となる『ブラックパンサー2(仮題)』では、2020年8月28日、大腸がんのため43歳で急逝した主演のチャドウィック・ボーズマンが演じるティ・チャラは代役を起用しないことが発表されました。ディズニーの声明は以下の通り。
「チャドウィック・ボーズマンの遺産と彼が演じたティ・チャラに敬意を表して、マーベル・スタジオはキャラクターの再起用を行いません。代わりに前作『ブラックパンサー』の舞台となったワカンダと、前作で登場したキャラクターたちの世界を更に掘り下げていきます。」
なお、2022年5月6日と伝えられていた公開予定日は、2022年7月8日へと延期されることがあわせて伝えられています。
『ブラックパンサー2(仮題)』は2022年7月8日に公開予定