公開予定のMCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)作品『アントマン3(仮題)』にNetflixオリジナル映画『ザ・ファイブ・ブラッズ(2020)』で知られるジョナサン・メジャースが”重要な役”として出演することが明らかになりました。Deadlineが報じています。
報道によればジョナサンが演じるとみられるのはマーベル・コミックスでも屈指の力を持つヴィラン・征服者カーン。アベンジャーズと幾度も激闘を繰り広げたキャラクターであり、次期MCUにおいてサノス級のボスキャラになる可能性が考えられるキャラクターの1人です。
征服者カーンは1964年に初登場したキャラクターで、本名をナサニエル・リチャーズ。タイムトラベルの技術を使って、様々な歴史に遡っては世界征服を目論むヴィランです。ただ、『アベンジャーズ / エンドゲーム(2019)』で過去にタイムトラベルすれば、そこには別の時間軸(タイムライン)が生まれるということが描かれたように、様々なタイムラインに複数のカーン(ナサニエル)が存在し、性格も異なっているという複雑なキャラクターでもあります。
30世紀にいたナサニエルを起点に、古代エジプトを支配したラマ・タトと呼ばれるナサニエル、21世紀にてアイアンラッドとしてヤング・アベンジャーズに参戦したナサニエル、40世紀のMCUを支配し、様々な時代の征服を目論む征服者カーンとしてのナサニエル、などです。
もっとも『アベンジャーズ / エンドゲーム』がタイムトラベルという設定を取り入れ、複数のタイムラインを生み出した時点でカーンの登場は示唆されていました。本来であれば、カーンはアントマンとは特に関係がないキャラクターですが、タイムトラベルのベースとなった「量子世界」についてより深く触れると予想される『アントマン3』に、カーンが登場するのは自然な流れなのかもしれません。
なおファンの方はご存知の通り、カーンと因縁が深いヒーローと言えば「ファンタスティック・フォー」です。ゆくゆくMCUに「ファンタスティック・フォー」が合流することはほぼ確実なため、カーンの登場はその布石になることは間違いありません。本当にジョナサンが演じるのがカーン(ナサニエル)なら…という話ですが。
『アントマン3』にはスコット・ラング役のポール・ラッド、ホープ役のエヴァンジェリン・リリー、ハンク・ピム役のマイケル・ダグラスが続投、監督はシリーズ前2作のペイトン・リード監督が復帰。
『アントマン3(仮題)』は2022年に公開予定


source : Deadline