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『ゴジラ vs コング』は怪獣王を決めるだけの映画ではない? ー 「現代社会にポジティブなメッセージを発信する」

『Godzilla ゴジラ(2014)』『キングコング : 髑髏島の巨神(2017)』『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019)』を経て、『ゴジラ vs コング』でついに集大成を迎えるレジェンダリー・ピクチャーズが展開するモンスターバース。謎に包まれた本作について、新たな概要が公開されました。

IMDbに投稿された新たなあらすじによれば「巨大なコングとゴジラが出会う時、どちらが怪獣王になるのか、世界は見守る。」とのこと。まさにタイトル通りの内容を示唆させるあらすじなわけで、間違いなくゴジラとコングがバチバチに戦うことが想像できます。ですが本作はどうやらそこまで単純な物語でもないようです。



『ベイビー・ドライバー(2017)』などで知られるエイザ・ゴンザレスはThe Hollywood Reporterのインタビューの中で、「2つの物語が同時に展開していきます。いろんな出来事が起こりますが、作品の核は2人の若い女の子。今の社会にとってポジティブなメッセージになっていますよ」とコメント、さらに「2つの世界が激突するんですよ。とても楽しみです」とも付け加えています。2つの世界とは怪獣の世界と人間の世界のことなのでしょうか。いずれにせよゴジラとコングの戦いだけでなく、人間の社会にも焦点を当てた物語が語られることが示唆されています。

そもそも怪獣とは人類にとって脅威であるとともに、人類誕生以前から存在する”自然”の一部という考え方もできます。『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019)』のラストでは、ゴジラが怪獣の王として君臨する姿が描かれていました。往年の『ゴジラ』シリーズのテーマとも言える”共生”。ゴジラ(怪獣=自然)が王となった世界で、人類がいかにそれを受け入れて”共生”していくのか。『ゴジラ vs コング』は、僕たち人類が自然という圧倒的な存在と共生していくことへの意義を投げかける映画なのかもしれません。

キャストには『ターザン:REBORN(2016)』のアレクサンダー・スカルスガルド、『アイアンマン3(2013)』のレベッカ・ホール、『スパイダーマン : スパイダーバース(2018)』のブライアン・タイリー・ヘンリー、『ベイビー・ドライバー(2017)』のエイザ・ゴンザレス、『デッドプール2(2018)』のジュリアン・デニソン、ドラマ『 アイアン・フィスト』のジェシカ・ヘンウィック、そして日本人から小栗旬が起用されています。また前作で出演したマーク・ラッセル博士役のカイル・チャンドラー、マディソン役のミリー・ボビー・ブラウン、アイリーン&リン・チェン博士役のチャン・ツィイーの続投も伝えられています。

『ゴジラ vs コング(原題 Godzilla vs Kong)』は2020年11月20日に公開予定

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source : IMDb , The Hollywood Reporter

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