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クリス・エヴァンスがキャプテン・アメリカを演じたきっかけは母親だった ー 『アベンジャーズ / エンドゲーム』のラストに涙したワケとは

スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)役として有名なクリス・エヴァンスですが、彼は当初キャプテン・アメリカのオファーを断っていました。それまでのクリスは『ファンタスティック・フォー』シリーズでジョニー・ストーム(ヒューマン・トーチ)を演じたことで知名度を上げるも、それ以外の出演作品は今ひとつパッとしませんでした。

マーベル・スタジオ側は当初『クワイエット・プレイス(2018)』のジョン・クラシンスキーやドラマ『デアデビル』シーズン3に登場したウィルソン・べセルといった俳優陣をキャプテン・アメリカ役の候補に挙げていましたが、『ファンタスティック・フォー』の経験もあってか最終的にはクリスにオファーをします。間違いなくハリウッドのトップスターになれるであろう申し出に対して、なぜクリスはその返事を保留にしていたのか。その理由をクリスの母親であるリサ・カプアーノ・エヴァンスがEsquireの中で明かしています。



リサによると、クリスは「有名になりすぎることを恐れていた」と言います。高校時代にウィリアム・シェイクスピアやルイジ・ピランデッロ、ダリオ・フォらの戯曲に夢中になり、俳優を志したクリスは、ある日突然やってきたキャプテン・アメリカという一大オファーを受けるべきかリサに相談していたそうです。

「彼が一番恐れていたのは、無名じゃなくなってしまうことでした。“今は自分が本当にやりたいことをやれている。犬の散歩もできるし、誰も僕も気にしない”と言っていたんですよ。”誰も自分と話したがらないし、行きたいところにはどこでも行ける、そういう環境が失われるのが怖い”と。よく電話がかかってきて、アドバイスを求められました。私は“これからもずっと演技をやっていきたいんでしょ?この役を受けるということは、そうなれるチャンスだってことでしょう。家賃の心配もしなくて済むようになるし”と話しました。あなたが決めるべきであって、その役を受けることで私の人生に悪影響はない、良い影響はあるだろうけどね、って。」

それからキャプテン・アメリカ役を受け、ロバート・ダウニー・Jrと共に10年近くMCUを牽引してきたクリス・エヴァンスは『アベンジャーズ / エンドゲーム』をもってMCUを卒業することに。もちろんリサも息子の最後のMCU出演作を観るわけですが、そこには思いがけぬ内容が含まれていました。

アベンジャーズ / エンドゲーム』のラストで登場するクリス演じる老人となったスティーブの姿が、リサの父親にそっくりだったそう。実の息子が自分の父親そっくりの姿で登場したのを観て思わず泣いてしまったそうです。

クリスはMCUを卒業し、キャプテン・アメリカは親友のサムが引き継ぐことになりました。新たなキャプテン・アメリカとなるサムとバッキーの活躍はドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』で描かれます。一体どんな運命が彼らを待ち受けているのでしょうか。

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は2020年8月にDisney +で配信予定

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source : Esquire

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