恐れていたことがついに…!『ジョーカー』上映中の映画館で男性が騒ぎ出す ー 映画は中断、テロ未遂との見方も

ホアキン・フェニックス主演で悪の化身ジョーカーの誕生を描いたDCコミックス映画『ジョーカー』ですが、公開から1ヶ月近く経った10月27日、ついに事件が起きました。

Varietyによると、フランス、パリで最も大きな映画館「ル グラン レックス」で『ジョーカー』を鑑賞していた34歳の男性が映画の上映中に突然「政治的な映画だ」と騒ぎ出し叫び声を上げ始めたそう。そして他の観客から注意されると、立ち上がり「アッラー・アクバル(アラブ語で「神は偉大なり」)」と叫んだことから、観客がパニックを起こして警察が出動するという騒ぎが起きたようです。

映画館から逃走した男性は、その後警察によって逮捕、男性は武装はしていなかったものの、精神病院へ送致されてテロリストの疑いがあるとして警察は取り調べを行っているとのことで男性がさらに騒動を起こすことを計画していたかどうかも捜査する方針のようです。

またVarietyが劇場側に取材したところ、この騒動によって30人の観客が劇場を去ったものの、200人以上は映画を最後まで観るため劇場にとどまったそうですが、観客のうち数名が騒動のさなかで盗難の被害に遭ったとのこと。この盗難の犯人と騒ぎたてた男性との間に繋がりがあるかは明らかになっていません。

ちなみに爆弾処理班による捜査の結果、映画館から武器や爆発物等といったテロ行為と思しきものは発見されなかったようです。

『ジョーカー』は公開前から「現実の犯罪を誘発する可能性がある」と物議を醸し、問題視されていました。アメリカでは映画館での手荷物検査が行われたり、ニューヨークの映画館では、万一の事態に備えて制服を着用した警察官と覆面警察官が各映画館に配備されたとの報道もありました。

過去にアメリカでは『ダークナイト : ライジング(2012)』の上映中、映画館で銃を乱射して12名もの命が奪われた事件が起きています。今回の場合も、観客がパニックになったのは当然だったのかもしれません。

source : Variety

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