[ややネタバレあり]『ジョーカー』監督が語るホアキン・フェニックス版とヒース・レジャー版のジョーカーの違いとは

DCコミックス原作の『ジョーカー』はコメディアンを志す優しい青年アーサー・フレックが狂気に走り、アメコミ界屈指の悪役「ジョーカー」へと変わっていく様を描いた作品です。先日のヴェネチア国際映画祭での初上映では8分間にも及ぶスタンディングオベーションが起きるなど、まさに世界中を熱狂させる絶賛の声が上がっています。

これまで多くの俳優がジョーカーを演じてきましたが、中でも『ダークナイト(2008)』で故ヒース・レジャーが演じたジョーカーはインパクトが強く、ヒース・レジャーは死後にアカデミー賞助演男優賞を受賞するなど高い評価を受けています。

©︎2008 Warner Bros.

『ジョーカー』のトッド・フィリップス監督は、今作のジョーカーとこれまでのジョーカーとの違いについてヴェネチア国際映画祭でのインタビューの中で語りました。

「世界が燃えるのを見ることが今作のジョーカーにとっては目標ではありませんでした。このジョーカーには全く別の目標があったんです。映画の冒頭の顔をしかめて座っている最初のシーンで、彼は自分のアイデンティティを探していました。」

「彼は間違ってシンボルになってしまったんだと思います。本当に彼が求めていたのは賞賛でした。このジョーカーは世界を燃やすことを決して望んでいなかったんです。これまでのジョーカーに関しては別のものです。」

周囲からの非難によって精神的に歪んでいってしまったアーサーでしたが、彼の本当の目標は「人々を心から笑わせること」でした。

「彼は人々を笑わせて世界に喜びをもたらすために、この地球に生まれたと思っていました。途中でいくつかの悪い決断をしましたが、それが彼のやりたいことではなかったんです。彼は間違った指導者、あるいは象徴になったんだと思います。(ロバート・デ・ニーロが演じる)マレーもこのことを映画の中で言っていますから。」

今作でジョーカーを演じたホアキン・フェニックスは今作の役作りに対して、現実の精神科医ですら特定できないようなキャラクター像を作りたかったとコメントしています。「この映画とこのキャラクターを作っている魅力は、我々が独自の方法でアプローチすることでした。だから私は過去のジョーカーを参考にはしていません。」

『ジョーカー』は2020年10月4日公開

source : Comicbook.com

 

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