トッド・フィリップス監督によって狂気の犯罪王子・ジョーカーの誕生を描いた『ジョーカー』。公開から2週間が経った現在、本作は6億ドルを突破して今週末で7億ドルを超えるのではないかと予想されています。
また、アメリカの経済誌フォーブスによると、この勢いだと興行収入は8億ドルを超えると見られており、そうなると『ジョーカー』はR-指定映画として史上最高の興行収入を記録した映画になります。
現在はR-指定映画『ローガン(2017)』の6億1900万ドルを超え、同じくR-指定映画の『It イット ”それ”が見えたら終わり(2017)』の7億ドル超えが目前といった状態。その次に『マトリックス : リローデッド(2003)』の7億4200万ドル、『デッドプール(2016)』の7億8300万ドル、『デッドプール2(2018)』の7億8500万ドルが控えています。
また、『ジョーカー』はアーサー・フレックを演じたホアキン・フェニックス、マレー・フランクリンを演じたロバート・デ・ニーロの2人のキャリアの中でも最もヒットした映画となっただけでなく、今年公開されたワーナー・ブラザーズの映画の中でも1位の興行収入となっています。
「『ジョーカー』は北米だけでなく、国際的にも賞賛されて話題や論争を呼びました。心に強く響いた映画として、映画愛好家達の映画リストのトップに挙がっています。」と語るのはCosmscoreのシニアメディアアナリストのポール・デルガラべディアン氏。
「(『ジョーカー』は)物議を醸すような性質の映画であるため、これは映画の枠組みを超えて文化的なイベントとなっています。」
ワーナー・ブラザーズは新たにDCコミックスを原作にした映画『Birds Of Pray(邦題未定)』を2020年2月7日に公開予定ですが、はたして『ジョーカー』の勢いをキープできるのか注目が集まるところです。
https://cinema-tronix.com/dccomics-schedule-from2019to2022/
source : Forbes