※本記事は『エターナルズ』のポストクレジットシーンの内容について触れています。閲覧にはご注意ください。
満を持して公開されたMCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)最新作『エターナルズ』。本作の公開より少し前、ワールドプレミアにて本作をいち早く鑑賞した関係者がクレジットシーンの内容をSNSでツイートしてしまうという騒ぎがありました。その内容が本当に事実かどうか疑いながら鑑賞するも、そのツイート通り実際にハリー・スタイルズがサノスの弟エロス(スターフォックス)として登場していました。ですが、本当に注目すべきはその後のポストクレジットシーン。そこには驚愕の「あのキャラクター」の登場が隠されていました。
「ブラックナイト」だけじゃない!
『エターナルズ』のラストで、キット・ハリントン演じるデイン・ホイットマンがロンドンの書斎にて家紋の入ったケースを見つめていました。「俺ならできる、俺ならできる」と自分を奮い立たせて開けたケースの中には「死こそ我が報酬」というラテン文字とともに不気味に光る一振りの剣が。これはもはやファンには説明不要のアイテム、エボニー・ブレイド。どんなものでも切り裂ける魔法の剣ですが、その反面切れば切るほど使い手の心を蝕み、死を欲するようになる呪われた剣でもあります。デインの家系は代々このエボニー・ブレイドとそれを扱う「ブラックナイト」という称号を引き継いでいました。
本編の終盤でセルシがデインに疎遠になった叔父に会いにいくように薦めていましたが、原作コミックではデインの叔父ネイサン・ギャレットはエボニー・ブレイドの呪いによって悪の道に進み、アイアンマンと対決し敗れています。「うちの家系は複雑でね」というデインの言葉通り、MCUでもデインの叔父はエボニー・ブレイドの呪いで犯罪者になったという設定は引き継がれ、叔父がエボニー・ブレイドをデインに託した可能性は高いかもしれません。
と、ここまで見ればこのシーンは単にデインが新たなブラックナイトとして今後再登場することを示唆するものなのですが、最後に「本当に準備はできているか、ホイットマン?」とデインに語りかけるように聞こえた言葉を覚えているでしょうか?最初はそれがエボニー・ブレイドが語りかける声なのかと思っていましたが、監督のクロエ・ジャオがFandomにてこの声の正体をこう明かしているのです。
「あれは私の大好きなヒーロー、ブレイドの声です。ブレイド、ブレイド、ブレイド、イエーイ!」
いや、イエーイじゃねぇぇぇぇぇ!!
2度のアカデミー賞に輝いたマハーシャラ・アリが主演を務めるMCU版『ブレイド』。なんとあの声はマハーシャラ本人によるものだったそう!2019年のSDCCでの発表以来、公開日や詳細などがほとんど明らかにされていない『ブレイド』ですが、声のみとはいえまさかここでブレイドを登場させるとは、とんだ隠し玉を仕込んでいたジャオ監督。
この声についてはハリントンも知らなかったそうで「数週間前に(ジャオ監督から)メールで聞いて頭が真っ白になった」とのこと。自分が演じるキャラクターがまさか『ブレイド』の導入に繋がるという事実に「そんなことになるなんて知らなかったんでとても楽しみにしていますよ」とコメントしました。原作コミック「Captain Britain and MI13」にてチームを組んでいたこともあるブラックナイトとブレイド。2人の共演が実現するのでしょうか。
なおジャオ監督は『ブレイド』について「ただ待つだけですよ。この映画で何をするのかはわかりませんが、マハーシャラという俳優は宝です。壮大なものになるでしょう。」と期待を寄せています。
source : Fandom