先日ディズニーの名作アニメ作品『ヘラクレス』が実写映画化されることが報じられましたが、その内容はどうやらオリジナル版とは異なる内容になるようです。本作でプロデュースを務める『アベンジャーズ / エンドゲーム』などでおなじみのジョー&アンソニー・ルッソがColliderでのインタビューにて明らかにしました。
近年ディズニーは『ライオン・キング』や『アラジン』といった実写映画を次々に公開していますが、いずれも音楽、ストーリー共にオリジナル版を忠実に再現していました。ですがルッソ兄弟は自身が手がけたMCU作品のようにオリジナル(原作)の内容をそのまま描くことは無いと言います。
「常に何か新しい物を取り入れる必要があると思います。ストーリーテラーとしての視点では、オリジナルをそのまま語っても説得力がありませんし、僕らはマーベル映画は(原作とは)違う解釈をしています。なので別のストーリーを描くことになると思います。オリジナルの流れの中で、オリジナルにインスパイアされたものをやるとは思いますが、新しい要素も取り入れるつもりですよ」
2人が原作に独自の解釈を落とし込むことで、大成功を収めていることは『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー(2018)』や『アベンジャーズ / エンドゲーム(2019)』ですでに証明されています。なお、本作がミュージカル映画になるのかどうかは現時点では不明とのこと。もっとも「(オリジナルの)音楽を使うことはあると思います」とのことから、完全に別物になるということはないようです。
また、今回『ヘラクレス』の実写映画化のプロデュースを引き受けた理由についてアンソニーは「僕らも僕らの子供達も『ヘラクレス』の熱狂的大ファンなんです。ディズニーがリメイクに興味を持っているってことも聞いていましたしね」とコメントしています。
オリジナル版のアニメ『ヘラクレス』は、全知全能の神・ゼウスの息子ヘラクレスを主役に、神の力を奪われ人間界で育ったヘラクレスが神に戻るまでの冒険を描いたファンタジー作品。ルッソ兄弟はこの世代を超えて愛される人気作品をどのように描くのでしょうか。
監督、脚本、キャスト、公開予定日については現時点で未定。
source : Collider